運転免許ネタの続きです。
講習を受けてホヤホヤのうちに思ったことを書き記しておこうかと思います。
法改正で自分に関係ありそうなこと
ながら運転の罰則規定改定
講習担当の先生によると、スマートフォンや携帯電話使用中(ながらスマホ)の交通事故が多発したことから罰則を強化されたとのことです。
確かに、テレビ番組の『警察24時』でもスマートフォンを見ながら運転しているドライバーが取り締まりを受けているシーンがありました。
仕事、プライベートにかかわらず、気になっても運転の最中はスマートフォンはカバンの中に置くべきですね。
違反点数は3点。反則金は普通自動車で1万8千円とのことです。
昨今の交通事故のニュースを鑑みると点数や反則金に関わらず、運転遵守したい事項です。
安全運転サポート車(サポカー)限定免許の創設
これは、自分のためというよりも実家の両親や親戚などが自動車を運転していくうえで知っておきたいこと。
サポートカーとは、自動ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置等の先進安全機能を備えた車の事。
地方では、公共交通事情が芳しくなく、高齢になっても自家用車を運転せざると得ない状況。
運転免許返納の話は出ても、自宅に引きこもることはしてほしくない。
今後さらに歳を重ねていったときに、高齢者講習など受講して運転技術が問題ないのであれば、科学の力も合わせて、安全運転を心掛けてほしいと思うのです。
その時のために知識だけは溜めておきます。
準中型免許の新設
平成29年に新設されたそうですから、真新しい法改正ではないのかもしれません。
私が、免許を取得した時には中型免許もなかった時代でした。
今となっては普通免許では、車両総重量3.5トンまでなんですね。
私の免許で8トンまで運転できることに驚きです。
当時は大型自動車の免許が必要となる車両総重量が8トン以上でした。
今は、11トン以上が大型自動車の免許が必要となりますよね。
今の普通免許から大型免許を取得するには、準中型免許→中型免許→大型免許と段階を経なければならないことを考えると、免許が厳格化されたんですね。
最新システムを利用することについて
自動運転システム。
ドライバーが行っている、認知、判断、運転操作、加速、操舵、制動といった行為を、ドライバーの代わりに機械が行うというものです。
この自動運転についても、道路交通法が改正され、速度や天候といった一定の条件ではシステムが運転操作を担い、緊急時には運転者が運転操作を引き継ぐ「レベル3」の自動運転が可能となったとのこと。
法律が改正されたということは、市販化されるのも時間の問題。
システムがどのくらい車の値段を上げるのかは気になるところですが、安全が買えると思えば…検討もしてみたいものです。
今となっては当たり前となった横滑り機能や、車が自発的にハンドルをコントロールして、運転操作をアシストするステアリングアシスト機能が出始めたとき、いらないでしょ。と思っていましたが、実際に搭載された車に乗車すると安心感がありました。
きっと、自動運転システムも常識になるんだろうな。
ドライバーの人間ではなく、機械が判断してくれる車ってどんな感じなんでしょうね。
乗ってみたい気持ちとハッキングとか大丈夫なのかなという不安が入り混じって、ある意味ワクワクです。
映像を目に焼き付ける
免許の講習に必ず必要な交通ビデオの視聴。
実際の事故の映像は、目を伏せたくなります。
でも、ハンドルを握った瞬間から責任が生じます。
いつも大丈夫だから今日も大丈夫ではないのです。
私はペーパードライバーですが、ごくたまに運転するし、助手席にはしょっちゅう乗車するので、ドライバーと一緒に運転する気持ちで気を引き締めたいなと思いました。
いつも気持ちを新たにハンドルを握って、責任ある運転をしたいものです。
お互い様の気持ちをもって
車に乗っていると、急に割り込まれたり、割り込まれたと思ったら嫌がらせのようにゆっくり前を走られた経験はある方も多いと思います。
そんなとき、イラっとすることもありますが、そこでは想像力を聞かせてほしいと講習担当の先生からありました。
前に割り込んできた車は、迷っていたのかもしれないし、家族の急病で考え事をしていたのかもしれない。
周りを見る余裕がなくなっているのかもしれない。
自分だって、いつも元気なわけではないし、落ち込むことだってあります。
そんな時は車に乗らないのが一番ですが、やむを得ず運転しなくてはならない事情もあります。
交通社会の参加者だからこそ、お互い様の気持ちをもって運転したいものですね。
数年に1度の免許の講習。
法律の改正点を開設してくれたり、気持ちを新たにさせてくれる点で有効でした。
そして、何事も準備と時間と気持ちに余裕を持つことの大切さを学んだ講習会でした。