破損から、見える幸せを実感。経験したら想定の範囲内にしておきます

暮らし

2005年の流行語大賞は、「想定の範囲内です。」

ライブドアの社長がニッポン放送の株式取得問題のやりとりで発した言葉です。

この年は、「小泉劇場」も同時に大賞となっているということもあって、政治や経済がにぎやかな時代だったんだなぁと思い起こされます。

想定外の朝

私が朝起きてすぐすることと言えば、眼鏡探しです。

暗くったって枕もとのいつもの場所に、手探りでわかります。

何十年も続けてきたルーチンワークです。

それが…今日はないのです。

もしかして、落っこちたかな?

落ちた場所でさえも、なんとなく分かっている。

暗闇の中で触ってみると、いつもの感触。

あったあった。

朝の眼鏡の場所は、自分としては、想定の範囲内なのです。

掛けてみると、あら?

見え方が、なんかおかしい。

何だろうかと眼鏡を探ってみると、レンズが片方ありません。

どうやら、夜中に寝ぼけた誰かが、私の眼鏡を落として踏んでしまい、破損したようです。

これではいけないと、新たな眼鏡を探すも、眼鏡を外してしまうと全く見えなくなる私は、どうにも困ってしまいます。

レンズが片方外れた眼鏡をかけて、レンズのない方の目を閉じて他の眼鏡を探します。

両眼レンズの入った眼鏡を探し当てて、ほっと一息。

朝一番で眼鏡が壊れることは想定外でした。

今年の初買い

そういうわけで、日用品以外の初買いは眼鏡となったのです。

眼鏡のこだわりは、軽さ。

本当に見たいものがるときはコンタクトを使うこともあるので、見え方は歪んでなければOKです。

そういうわけで、こだわりの眼鏡ブランドもなく、近くにあるショッピングモールに入っている眼鏡屋さんで初買いしました。

眼鏡も年々オシャレになっていて、モデルさんや有名人の方が使うようなフレームもあって多種多様。

コンタクトレンズをしていき、自分の顔とフレームをマッチさせるために試着していきます。

あれやこれやとフレームを悩むこと30分。

こんなに悩んだのに、結果的に壊れた眼鏡と同じような品物を購入。

冒険心やファッション性もない、いたって普通の眼鏡。

毎日の相棒として選ばれたのは、眼鏡を掛け始めた頃から変わることのないデザインでした。

見える幸せ

幸いにして、壊れた眼鏡もフレームに歪みはあるものの、直していただけるとのこと。

これは、とても助かりました。

しかも、壊れた眼鏡を超音波洗浄機で洗浄までしていただいて、鼻あてまで変えていただいたので、新品のようです。

眼鏡はこまめに清潔を保っているのだけれど、超音波洗浄機で洗うと、とてもクリアに明るく見えます。

眼鏡の効果で世の中まで明るくなった感じ。

見えるってこんなに素敵なことなんだ。

見える日常に感謝を感じた瞬間でした。

直してもらった眼鏡と新調した眼鏡。

今度は壊れることや紛失することも想定の範囲内にして常備しておきます。