本格的な秋はこれからだけど、初冠雪で感じる冬の気配

暮らし

関東地方の紅葉の予測はもう少し先。

例年、11月~12月上旬に東京では紅葉の見ごろを迎えます。

街や公園が赤や金色に染まるまで、まだ時間がありそうと思っていたら、ひたひたと忍び寄る冬の気配を感じました。

幻?初冠雪

まだまだ残暑の残る9月の初め、ニュースから冬の便りを聞きました。

9月7日、甲府地方気象台からの富士山 の 初冠雪。

2020年と比較すると21日、平年より25日早かったのだそう。

夕食時にニュースを見た時には、ずいぶん早いものだねぇ。

まだ登山シーズンなのに、山登りしている人大丈夫だったのかなぁなんて家族で話していました。

初冠雪の取り消し

お散歩コースを少し変えると見える富士山。

隣県なので裾野までは見えませんが、山体の中腹くらいまでは見ることができます。

地上が真夏の日差しに覆照り付けられる中、富士山の雪を見て少しでも涼もうと思ったのですが、初冠雪と聞いた割には、雪が残っていない。

あれ~消えちゃったのかなと思っていました。

すると、初冠雪が取り消しになったと続報。

なんとも初冠雪とは、その年の「1日の平均気温が最も高くなった日以降」に、「山が、雪で覆われている状態を下から初めて望観できたとき」なんだそうで。

9月19日までは富士山の最高気温が8月4日の9.2度でした。

その後、9月20日に10.3度と最高気温を更新したために、9月7日観測された初冠雪は見直されたというわけです。

夏山シーズンもほぼ終りといっていい9月の半ばに最高気温を更新するなんて驚きですね。

早めに来すぎて勇み足になってしまい、初冠雪の名を取り消された9月7日さんがちょっぴり可哀想です。

2度目の正直

初冠雪の便りの取り消しと、最高気温を更新した日から数えて6日後の9月26日。

富士山に再び初冠雪と便りが届きました。

今度はしっかりと積もっていて、散歩道からも確認できます。

甲府気象台によると、今年の初冠雪は平年より6日早く、昨年より2日早いのだそうです。

例年より少し早めだけれど、だいたい同じ時期に初冠雪がされたということは、自然のサイクルが保たれているのではないかという勝手な安ど感があります。

日本一の奪還

富士山の今年の初冠雪は、取り消された9月7日も9月26日も、今シーズン国内では最も早い初冠雪になりました。

例年日本で一番早く初冠雪を記録するのは北海道旭川市の旭岳。

その後に稚内市の利尻岳なのだそう。

ちなみに今朝10月6日、大雪山系・旭岳の初冠雪の便り。

平年よりも11日遅れたそうですが、富士山に次ぐ全国2番目の初冠雪です。

今年は富士山が名実ともに日本一を奪還したということになりますね。

季節は真面目、そこまで次の季節がやって来ています。

いよいよ冬仕度

日々秋が深まり、北の大地や各地の名山から冬の便りをいただくと、地上まで冬支度の準備をしなければなぁと思います。

ちょっと気が早いと思うのは私だけかもですが、秋から冬って駆け足でやってくる気がします。

季節は真面目なので、準備はしておかないとね。

秋の色どりを楽しみつつ冬の準備を重ねる思いが募りました。