朝晩ひんやりとする日が増えてきました。
読書でもお昼寝でも外のお散歩でも、日が差す日中は活動のしやすい時期。
今年の秋は家のリセットをしようと思い立ち、ちょこちょこ始めてみました。
みんなの家だから掃除機だけでも
こんな私でも、平日は大抵掃除機を1日1回はかけています。
会社員時代は忙しくて時間も作り出せなかったし、自分と家族だけならと、多少の汚れは黙認していました。
ルンバなどのロボットクリーナーに、お任せしようにもモノにまみれた部屋では活躍の範囲が狭くてせっかくの能力を活かせそうにないので導入を見送り。
出産後少しは時間ができるかと思いきやそれどころではなく、赤ちゃんを育て自分が生きていくのに精いっぱい。
最低限の生活が保たれていればいいと割り切ってやってきました。
子どもの離乳食が始まると、食べこぼしがひどく、掃除をしないと汚れが目立つことから始めた、1日1回の掃除。
離乳食の食べこぼしの時期は水拭きメイン。
今はお菓子のカスなども落ちているので掃除機メインとなっています。
家族が増えたことで、自分の意識が少し変わったことは確か。
自分だけでないみんなの家だから、少しはきれいにしておきたいという気持ちもズボラ人間にもあるのです。
もちろん手抜きはものすごーく考えてます(笑)
1日2分半
ライターで有名なZIPPO社が実施した「探し物」に関する調査によると、日本人は平均して1か月に76分をモノを探すことに費やしているらしいのです。
1日に換算すると2分半あまり。
なんだ、それくらいなの?と思った方。
なんと年間では912分(15時間12分)
80年生きるとすると72960分(1216時間)にもなるんですって。
塵も積もれば山というのはこのこと。
自分の生活を振り返ってみると、急いでいるときに限ってモノが無かったり、自分で置いたはずなのに置き場を忘れてしまったり、興味を持ち始めた子どもたちがバックを荒らしてモノをどこかに持ってっちゃったり。
探し物の時間は知らぬ間に加算されている気がします。
これは何とか削減したい時間。
やっぱり物を減らすしかない
探し物の時間を削減するには、部屋を片付け、モノの住所を決めること。
片づけのメソッドは何冊も読んで、片づけるのだけど、1週間もするとまたゴチャついています。
物をしまってもゴチャつくのなら、モノの量の方が多いのかも。
家の中でモノを探す羽目になるのは、モノの住所が決まっていないことと自分が把握できない程モノを持ちすぎているからかも。
探し物の時間の削減は断捨離が特効薬かもしれない。
いつか、なにかは永遠
BSだったか断捨離の番組を見た時、やましたひでこさんにアドバイスを依頼した家にため込んでしまった住人の方が、「いつか使うと思って」と話している光景を見ました。
これだ!!と合点がいきました。
私もモノが手放せない性格。
なぜなら、「何かに使えるかもしれないから」
戦時中を生きてきた祖母は端切れでコースターを作ったり、身の回りのリユースの天才でした。
「もったいないからね、モノは活かすんだよ~」と教えてくれた優しい祖母は私にとってあこがれの人。
でも私は祖母のように手先は器用でないし、裁縫もできない。
モノが活かすどころか、死蔵してしまっている状態だと気が付いたのです( ゚Д゚)
モノとの向き合いかた
死蔵してしまったモノたちと向き合うことは辛いこと。
手放すことも考えなくてはいけないから。
一つ一つモノと向き合っていくことで、使ってこそモノは活きるのだと実感していきました。
そして把握できない程モノを持たないこと。
とりあえず買うことはできても、とりあえず捨てることはできないから家に招き入れるときに、よく考えること。
当たり前のことだとは思いますが、忘れたら思い起こしてリスタートを繰り返していきたいと思います。
片づけの先に見えるもの
片づけ、断捨離の心って、自分との向き合い方かもしれないなと思うのです。
これを買った理由を自分に問い、これからどうしていくのかを決めていく。
モノとの付き合い方で自分と向き合い決定していくプロセスを経て新たな自分に変われるような気がします。
前向きに家族の空間でもある家は、自分が居心地がよいと感じられないとね。
少しずつですが、自分のモノから見直していきたいと思います。