「やりたい、やりたい!」「お料理したいの~」
子どもの要求に応えるって、案外難しかったり。
時間に余裕がないこともありますが、当たり前のことを当たり前に教えるのが、私の語学の不足なのかとても難しく思います。
気楽でいいのかどうなのか、加減が分からないまま問答しながらの日々です。
自主性を伸ばす匙加減が激ムズ
寒くなってきたので、お日様がいないときはお部屋で遊びます。
おもちゃで遊ぶこともあるけれど、大人のお手伝いやまねごとをするのが大好き。
我が家では料理をするキッチンが遊び場と早変わりします。
子どもたちの触れないところに調理器具を隠したりしているのですが、ちゃんと見ているんですね。
きちんと「ここの中に入っているよ」とか教えてくれたりします。
リンゴを剥いたり、キュウリを切ったりする時には、足早にやって来ては、一緒に切らせてほしいと包丁の柄を掴むのです。
本当は私一人が調理してしまう方が断然早いのですが、そこはグッとこらえて一緒にやってみることが多くなっています。
慣れてくると、自分でアレンジしてモノで遊び始めるので、危険性のある包丁を使っているときには、特に目が離せません。
あまり手を出さずに、自分でやらせようとも思うのですが、その匙加減は難しいものです。
子どものやりたいを消さずに、できるだけサポートしてあげたいとは思っているのですが、なかなな忍耐が必要です。
あんぜんほうちょう見つけた
お手伝いしたがりの我が子たちと、どうしたら楽しく食事が作れるか、まずは子ども用品に頼ってみることにしました。
ベビー用品を購入しに行ったときに、お店のを一巡して見つけた「あんぜんほうちょう」
岐阜県関市にあるヤクセルさんという会社が製造、販売しています。
関市は刃物の街として栄えているということは、社会科の授業で学びました。
それも、鎌倉時代からなんですね。
ヤクセルさんは1932年創業ということですが、それでも老舗の刃物メーカー。
大人用も気になります。
そんな「あんぜんほうちょう」
包丁屋さんが作ってくれていて、触っただけでは切れないというのです。
安全なギザギザ刃があり、バナナやハム、ゆでた野菜など柔らかい食材を中心に切ることができます。
これは、一緒に食事作りのお手伝いができるねと、カートに乗る我が子と一緒に即決、購入。
柄のキャラクターも子どもたちの大好きな「はらぺこあおむし」や「ミッキー」などが多く、一緒に選ぶこともできました。
一緒に作りながら食育できるかな?
刃先を触っただけでは切れないという「あんぜんほうちょう」
ギザギザしている部分は、危ないんだよと子どもに言い聞かせると、「ここは怖い部分なんだね」と一応理解はしてくれました。
すぐに忘れてしまうかもしれませんが、こういうギザギザが分かるのって、子どもにも近いしやすいんだろうなと思いました。
柔らかい食材に使用するので、引いて切るというよりは、押して切るといった感じ。
それでも、キッチンに一緒に立てて、まな板を半分こにして食材を切るのは楽しいようで、バナナを切ってお皿に盛りつけてくれました。
自分で作ったのは美味しいよね。
おままごとレベルから一段上がりましたが、お遊び感覚でお手伝いをしてくれて、子どもたちも大満足でした。
一緒にできることを探してみる
大人がやっていることで、子どもには危険が伴うので、「大きくなったらね」とか「またあとでね」というケースってあると思うのです。
私も、時間に追われているときや、年齢的にまだ早そうと思うことは「大きくなったらね」とか「またあとでね」と返すことも多いです。
せっかく手伝いたい気持ち、真似したい気持ちがあるのなら、一緒にできることを探してみるのが良いかなと思っています。
それには、私の時間と忍耐が必要です。
だから余裕のある時だけになってしまうことも多いです。
でも子どもたちと何かを一緒にできる期間なんて限られるだろうし、何となく一緒にやりたいと言われると嬉しいんですよね。
そういう気持ちを汲んでくれているヤクセルさんの商品は、大人も子どもも満足感でいっぱいになる素敵な商品だと思います。
自分で作ったものは美味しいし、何よりキッチンに自分のモノがラインナップされたという、所有感も満たされることが大きいようです。
一緒にできることを探してトライして一緒に成長できる、そんな一品に出会った気がしました。