柿が赤くなれば、医者が青くなる。自慢の富有柿とことわざで風邪知らず

暮らし

オンラインで買い物をするのは、とても便利。

でも、ちょっとした会話でおいしさが増したり、人ととのふれあいって心も満たされます。

家に閉じこもっていたこともあってか、余計に温かさが感じられるのかもしれません。

柿の王様

柿の王様、富有柿

今年は何かと縁があってたっぷりと頂きました。

富有柿は、岐阜県で誕生した甘柿。

実はずっしりと大きく、かじりごたえのある重さです。

多分みんながイメージしているような柿。

柿を絵に描いたら、オレンジでヘタのある丸みを帯びた、あの柿です。

かじり甲斐のある柿ですが、甘みも強くて、あの歯ごたえが病みつきになります。

柿の中では大きい実の富有柿ですが、皮ごと食べても皮をむいても、種以外は全部食べてしまえる果物です。

産直での出会い

関東の温暖な地域の住まいの我が家。

ちょっと車で走れば、今が最盛期のミカンの産地が近いところにあります。

ミカンの種類はあまり多く分からないのですが、電車で段々畑を見た時に、ミカンがオレンジ色にたわわになっているのを見て、そろそろ完熟ミカンを買いに行ってみようかなと産直に行ってみたのでした。

産地直売には農家さん自慢のミカンがズラリと並び、大きさの違うモノから品種の異なるものまで、どれもこれもいい香りを放っています。

家族で食べられる分の小ぶりなサイズを選んでいると、商品の補充にやってきた農家のおじいさんに声を掛けられました。

「ミカンもいいけど、この柿も旨いよ。結構大きな実でしょ。富有柿でね、今年は良くできたんだよ。今年最後なんだから、よかったら、どうぞ。」

おじいさんが抱えてきた柿は5袋ほどの富有柿。

農家のおじいさんが自信を持ってお勧めするものならばと、陳列前の柿を購入することにしました。

産直の良いところは、こういう生産者さんやJAの方とのちょっとしたお話が楽しいこと。

レジのおばちゃんたちも、今のおすすめを教えてくれたり、子どもたちを連れていくと一緒になってじゃれて遊んでくれたり、ただの買い物だけでない温かさみたいなものを感じられるのも産直の良さだと思っています。

ちょっと安すぎじゃない?

値段も見ずに購入した柿は、色の濃いオレンジ色で輝いています。

きっとおじいさんのいうことは本当なんだろうなと思いながらミカンと柿を同時購入。

お会計の時にその柿が1袋に10個も入って500円と知ったのは本当に驚きでした。

もうちょっと値段を上げてもいいんじゃないのかなぁと、思うほどの量。

野菜にしても、いつも廉価な価格で購入させていただいていますが、手塩にかけて育てた野菜、こんなに安くていいの?と思うことはしばしばあります。

せっかく美味しい食材を作ってくれているので、もう少し価格に反映できると農家さんも嬉しいんじゃないかな~なんて勝手に心配したりしました。

おかげさまで風邪知らず

アルコール消毒やマスクのおかげで去年も風邪知らず。

今年も今のところ風邪知らず。

きっとおじいさん自慢の柿を食べているからかも知れまん。

昔から、「柿が赤くなると、医者が青くなる」と言われたもの。

柿って実は果物の中でもトップクラスのビタミンCの含有量なんですって。

レモンやミカンをはるかに超えるなんて、あの風体からは信じられませんね。

ことわざって深いですね~。

朝食におやつに、夜食にもいつ食べても美味しい柿。まだまだいただきましょう!