地域のみんなをひっそりと見守ってくださる、お地蔵さま。散歩道で見つけたら手を合わせる日にしてみよう

暮らし

毎年8月24日は地蔵盆。

ムラのお祭りでは、みんなに出てほしくて、24日が平日だと土日にやっていたっけ。

地蔵盆とは、お地蔵様のお祭り。

毎日みんなのことを見守ってくれているお地蔵さんに感謝して、みんなでクルクル大きな数珠を回して。

子どもの頃の夏の楽しみなイベントの一つでした。

あっという間の夏休み

私が生まれ育った北国では、2学期が8月21日から始まります。

夏休みが短い分、冬休みが長いためです。

先日、従妹へ連絡してみると、すでに始業式を終えて、通常授業になったとのこと。

「東京のお友達がうらやましい~」

甥っ子が話しているとありました。

日本のどこから夏休みが短くなるのかは定かではありませんが、東北地方では8月20日ごろではないかなと思います。

お地蔵さま

農村地帯だった私の実家。

田んぼ道には道祖神があり、村の玄関口の駅にはお地蔵様が鎮座していました。

自分たちの通学路には、探さなくとも小さなお地蔵様が見守ってくれる感じ。

どこかのおばあちゃんが、赤い帽子とよだれかけを作ってお菓子が供えてあったり、地域の人に大切にされているお地蔵さま。

不思議とお地蔵さまの前を通る時には、学童帽をとって、一礼して通り抜けることも多かったですね。

子どもの頃の怖いものと言ったら、鬼。

悪いことをしてしまったりすると、「鬼が来るよ」と怒られたものでした。

鬼の反対は、お地蔵さまじゃないのかな。

お地蔵さまはの正式名称は「地蔵菩薩」

仏教の世界では、上から如来→菩薩→明王→天部という順にランクづけされています。

お地蔵さまは、その中でも上から2番目のランク。

仏教では、お釈迦様が亡くなられて、如来となるまでの間、お地蔵さまがすべての人を救う役割を担っているのです。

地域のあちこちで、微笑みながら見守っているお地蔵さま。

子どもの頃は、お地蔵さまがどうしてそこにいるのか理由など知らないうちから、自分たちを見守ってくれる存在として敬っていたのだろうと思います。

お地蔵さまのお祭り

古くから地域の子どもたちを見守ってきてくれているお地蔵さま。

私が育った地域では、毎年8月24日が地蔵盆と呼ばれて、お祭りをしていました。

8月24日だと、夏休みもちょうど終わって学校が始まったころ。

そのために、24日に近い土日を利用して縁日のお祭りが開催されていました。

大人たちがお地蔵さまをきれいにして、新しい赤い帽子と前掛けをかけてあげて、お寺には提灯がともされて。

大きな数珠をみんなで持って、回します。

大きな数珠を回すことで魔除けなどの意味を持つのだそうです。

イベントの最後は、お寺からお菓子の入ったお土産をもらって、みんなお地蔵様のようなホクホク顔で帰路につくのです。

懐かしいな~

地方では、少子化の影響で地域の行事の維持が大変だと聞きます。

時代も変わっていく中、地域の交流というか温かさというか感じられる機会が続いてくれるといいな、と遠くから見守っています。

遠くても近くてもお地蔵さまはすぐそばにおられます。

今日の散歩は近場のお地蔵さま探しにしてみようかな。

感謝の気持ちはどこでも持ち続けられますから。