本棚は宝の山。断捨離してスッキリしたけれど、私がすぐに手に取ってみたい作品がズラリと並んでします。
自分の本棚は元気をくれるところ
基本的には、自分の部屋の中にネガティブなものは置きたくないなと考えている私。
本においても、負のオーラを発するもの、好みではないものは断捨離しました。
手元に置きたいものは元気をくれるものがいいかな、と単純な発想からです。
『介護一年生』
一年生というと、小学館の「ピッカピカの一年生♪」の歌が頭の中で流れます。
転職したてだった私の相棒は、コチラ。
『介護一年生』かんき出版(2011/12/12)
医療や介護の話を分かりやすくまとめた本はないのかなと探して見つけた本です。
出版年数が2011年と10年前ですが、大体の概要がつかめるのでまだ手元に置いています。
何が良いかというと、マンガであること(笑)
読み終わった後になんだか道が開けるような元気が湧いてくること(笑)
著者の長瀬教子さんは、マンガ家で看護師。介護の現場で習得された知識や技術をマンガで表現されている作品です。
全くの素人でも、マンガだと何となく頭に入ってきやすく、制度を上手く利用したい介護は医療の場面においては、ご本人やご家族にも手に取りやすい一冊です。
医療も介護も突然に
自分を含めいつ必要になるのか予想できないのが介護や医療。
2年前の今頃は、新型コロナウイルスなんて聞いたこともなく、マスクなしで出勤もしていたし、旅行に行ったり、外食したりしていましたよね。
一つの小さなウィルスでこんなにも社会がひっくり返るなんて誰も予想はできないのだな、と改めて思います。
同じように親や家族が病気で倒れたり、ケガをしたりすることも予想はつきません。
病院に入院したけれど、介護が必要になりそう。
家族としては、何から手を付ければいいのか。
そしていくら位かかるのか。
不安が募ると思います。
ネットでもたくさんの解説が乗っているのですが、そんな焦っているときほど、本書のような紙の本を読んでみて欲しいと思います。
紙の温もりは気持ちを落ち着かせてくれるような気がします。
特に本書は、随所に文書で解説がありますが、基本的にはマンガ形式で読みやすく、遠方に住む親の介護の悩みをもった家族が、周りの力を借りながら道を開いていく物語です。
国が整備した介護保険では、市町村が主体となって様々な地域における介護サービスがあります。
地域包括支援センターのような相談所もあります。
介護される方も介護する方も社会で介護していきましょうというコンセプトで作られた介護保険制度ですから、自分一人で抱え込まなくともよいことを教えてくれます。
もしも介護が必要な場面になったら、できるだけ周囲を頼って、道を切り開いていくと、不安な気持ちが少し和らぐかもなと思えた本です。