【知っておくと便利】介護予防も生きがいづくりも。地域包括支援センターを利用しましょう

介護の話

自分が大人になるなんて夢にも思わなかった子ども時代。

気が付けば成人し、30歳を超え…。

私も高齢者になる日が来るのかしら?と半信半疑に思うことも多々です。

子どもの時に感じた60歳って、もっと「おじいちゃん、おばあちゃん」って感じがしたのですが、今の60歳代の方は、元気でアクティブな方が多いような気がします。

生きがいをもって生活を送れたら、充実した毎日となりますよね。

さて、今回は、もし自分が今、高齢者として、健康で生き生きとした生活を送っていくためには、どのようなサービスを受けられるかを紹介したいと思います。

地域包括支援センターって65歳以上の方の強い味方

地域包括支援センターは市町村が設置した地域の65歳以上の方のための相談窓口です。

元気な方も多いので、実感がわかない方もいるかもしれませんが、現在では、65歳以上の方を高齢者といいます。

高齢者になっても、健康で生き生きと生活を送っていくために、介護保険サービスだけでなく、地域のあらゆる資源を活用してサポートしていこうと市区町村が設置しています。

住んでいる所の地域包括支援センターがわからない方は、市町村役場の高齢福祉課、介護保険課などに確認すると教えてくれます。

【知っておくと便利】65歳以上の方の強い味方!地域包括支援センター
地域包括支援センターは市町村が設置した地域に根差した相談窓口で、公共サービスの一つです。介護保険に関する相談はもちろん、生活全般に関する相談も受け付けています。65歳以上の方の強い味方、地域包括支援センター。一度、お住いの地域包括支援センターを調べてみて、いざとなったら頼りにしましょう。

地域包括支援センターの事業内容

自立の方、要支援の方へ、介護を予防するために様々なサポートを行う、介護予防ケアマネジメントや、高齢者の方や家族の方からの相談窓口があります。

困ったことがあったときはもちろん、健康を維持する目的でも支援を受けられます。

一度、お住まいの地域包括支援センターはどこか、調べてみるといいと思います。

介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)ってなに?

厚生労働省は、高齢者の方が出来るだけ要介護状態にならないように総合的に支援する目的で、介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)を創設しました。

介護予防・生活支援サービス事業と一般介護予防事業分かれています。

介護予防・生活支援サービス事業は、地域包括支援センターで介護予防ケアプランを作成してもらいサービスを利用します。

一般介護予防事業は、65歳以上の方であれば、どなたでも利用できます。

以下の図は、東京都福祉保健局から引用しました。

すべての65歳以上の方が対象です。

利用できる方は、要介護認定の有無に限らず、65歳以上のすべての高齢者の方が対象となります。

「将来の自分のためにも、介護予防を学んでみたい」

  ☞ボランティア研修など地域デビューの一歩を教えてくれる

体操で健康づくりをしたい」

  ☞近所で開催されている体操教室を教えてくれる

ゴミ出しや買いものが大変

  ☞近所の支えあいや有償ボランティア、生きがい事業団、ホームヘルプサービスなど提案してもらえる

高齢者の方の実情に合わせて多様なサービスや支援があります。

お住まいの地域ごとに特色があります。

どうやって利用するの?

まず、市区町村の介護保険課、高齢福祉課などの窓口や地域包括支援センターで相談しましょう。

市区町村窓口や地域包括支援センターで、チェックリストに記入して利用開始の準備が整います。

要支援の方は、地域包括支援センターで介護予防ケアプランを作成してもらい、サービスの利用を開始します。

相談費用は?

かかりません

費用は?

介護予防・生活支援サービス事業を利用する方

サービスに費用の1割~3割の自己負担があります。

負担割合は、介護保険のサービス利用時の負担割合と同じです。

一般介護予防事業を利用する方

基本的にはかかりません

実費負担がある場合は別途。例えば調理実習をした場合の材料費など。

身近な相談窓口を活用しよう

年齢を重ねていくと、いままでできたことが出来なくなったり、忘れっぽくなってしまったり、自分にガッカリすることもあります。

健康で過ごしたいな、と思うのは自然な考えですよね。

自分の気持ちを大切に、生活を送るために、身近な地域包括支援センターや市区町村の窓口をフル活用して、自分の人生自分で歩みたいですよね。

私が高齢者になるまでは、まだ時間がありますが、自分の家族のためにも、介護予防についてはアップデートしていきたいなと思っています。