北国から、春を知らせる便りを聞きながら、2021年初めての桜を見る。みんなに幸あれ

暮らし

桜を見ると、自分の内から湧き出るような元気のようなものと、世の平穏を願いたくなります。

色々あるけど、みんなに幸があって欲しいな。

春になるとポッ咲いて、満開になったかと思ったらパッと散る桜。

この儚い桜に魅了されます。

今年もやってきた桜前線。

しばらく通い詰める日々が続きそうです。

雪という不自由さからの解放

季節は春本番。

北国に住む従妹から、長い冬眠から目覚めたように「やっと、雪が解けたよ」と連絡がありました。

北海道の大都市に住む従妹の家は、一時、雪で自宅の1/3が埋まってしまったのだそう。

数センチの雪なら、キレイだね。

数十センチの雪なら、ママさんダンプを押すのが大変。

百センチを超えると、体力の限界と不安が押し寄せるのだそうです。

特に春先の雪は、水分を多く含んで重い雪。

足、腰、肩に来るんですよね。

そして、急激に温かくなると危険なのが雪崩。

屋根の雪下ろしは、重い雪を屋根からどかさないと、屋根が雪の重みに耐えられず、破損したり家自体を痛めてしまうために早めに対策をしておきます。

屋根にのった雪が、トタン屋根を走り落ちてくるのは、岩が落ちてくるようなもの。

積もった雪が解けて、べちゃべちゃになった地面も気になります。

この時期の北国は、上も下も気にかけながら生活を送ることになります。

雪がない生活に慣れると、「たまには雪が見たいな」と思うのですが、雪の処理に毎日追われる地域に住むと、不安とか不自由さの方が大きくなるんだろうな。

北国にも春がやってきたらしい便りを聞いて、なんだか春って、長いトンネルを抜けた眩しい感じだなぁと思ったりしました。

サクラサク

さて私の地域の桜。

先日、河川敷を歩いていたら、気の早い桜が咲いていました。

今年もゆっくり見られてよかった。

河川敷には、千本桜とは言わないまでも、桜並木になっています。

特に名所ではないのですが、桜の時期は特に河川敷を散歩する人が増えます。

桜は、満開になっても情緒がありますが、咲き始めも、息吹が伝わり愛おしいですね。

上京した時、桜が3月に咲くと聞いて、本当に驚いたものです。

桜って卒業式と入学式のイメージ。

私の住む北国では、桜はまだ早いから、桜舞い散る中での卒業、入学って実感がなかったのです。

大学の卒業式は、晴天に恵まれ、花吹雪でお祝いしていただけました。

大学の卒業証書を手にしたことは、当然嬉しいのですが、桜が満開の中で袴を履き、母校を見上げたことは、アニメのような一面で今でも忘れられない思い出です。

今年は、入学式の頃に満開かな?

希望に満ち溢れたスタートを応援してくれるような、そんな力が桜には感じられますね。

華やかさと背中を押してくれるような元気を頂きに、河川敷へのお散歩は続きそうです。