夕暮れ時の散歩道。街の掲示板を見ながら思い悩む恵まれた悩み

暮らし

いつの間にか町中に増えてきた選挙の掲示板。

雨後の筍のようにあちこちに掲示されていて、暑い中業者の方も大変だったろう思うのでした。

あと1週間で投票日。

掲示板には、個性豊かなポスターと空欄が入り混じっています。

未来の選択。どこに託す?だれに託す?

そろそろだねぇ

7月に入ってすぐに参議院選挙。

今回は街宣車はあまり見かけないけれど、最寄り駅に近づくと候補者や取り巻きの人が活動しています。

いつものニュースの合間にも、政見放送に変わっていて、何となく「ああ選挙が近づいてきたな」と感じるこの頃。

街には、掲示板があちこちにあり、暑い中、よくもまあ短時間に沢山立てたなぁと感心するばかり。

近所のどこかにある掲示板を立てる素早さに、行政の行動力ってすごいなと思ってしまいます。

なんでも、この掲示板は全国に30万か所を超える数が設置されているのだとか。

コンビニの店舗数が5万6千店というかr、コンビニの6倍近く。

設置費用は、もちろん税金なのだろうです…

掲示板が候補者を選択するのに有効かと言われると疑問が残りますが、選挙が近づいてきたことを知らせることには一役かってくれているような気がします。

通りすがりの掲示板に、我が子たちは興味津々。

私が小学生くらいだったころは、選挙のポスターといえば、おじさん9割、おばさん1割みたいな感じ。

今は、個性豊かな写真が並べられ、子どもでも惹きつけられるポスターもたくさんあるんですよね。

いかなくちゃねぇ

「選挙だって~」

我が子たちから声がかかり、「そうだねぇ、いかなくちゃねぇ」と気乗りしない私。

20歳で選挙権を得てから、一度も棄権することなく選挙にはいっているのですが、毎回どうにも乗り気じゃないんですよね。

自分の一票で何かが変わるわけでもないだろうしと思うと、なおさら無力感を感じてしまうのです。

でもでも、地球を俯瞰して見ると、戦争や紛争が起こっている国があったり、表舞台に女性が出られない国があったり、制限のある場所もたくさんあること。

環境を改善しようと社会と戦って、身の危険にさらされている人もいます。

生まれながらにして、平和で18歳になると選挙権が得られる(私の時代は20歳でしたが。)日本に生まれたことは、とてもとても恵まれていることなんですよね。

自分の行動が、子どもたちも見ているかもしれず、「たかが…」とか「面倒くさい…」と思わずに、権利を行使することが大事なことなのかなぁとぼんやり思いました。

センキョ割もあるみたい

近所のお店に貼られていたセンキョ割のポスター。

センキョ割は、投票後に、投票済証明書や撮った写真がクーポンの代わりとなって、オトクが楽しめるというものです。

選挙の後に、食事をするなど、付加価値をつけて投票参加を促す試みのようです。

一票の重みとはよく聞くけれど、重みが分からない自分のような人も増えているのかな。

オトクに楽しめることは良いことなのだけれど、その奥にある投票権があるという恵まれている状況を実感するためにはどうしたらいいのかと思い悩む、散歩道でした。