冬の花、ろうばい。甘い香りと黄色の花は、忘れていた春を呼び起こしてくれる

暮らし

春が確実に近づいてきました。

雪が降るかもしれないと天気予報で聞いて、少しの不安と、少しのワクワクしたのはつい最近の事。

散歩道では、よーく見ると初春の花が咲いていたりします。

ろうばいの花

今年、初めて知った花、ろうばい

蝋梅と書いてろうばいと読みます。

名前の由来の通り、蝋を溶かしたような甘い香りがします。

中国が原産地で別名では唐梅とも呼ばれています。

花が咲くのは12月から2月で、冬に咲く花です。

自宅から車で少しのところに、ろうばいの花が咲く公園があると聞いたので、平日の朝、人の少ない時間に行ってみました。

この日は、今にも雪が降りそうなとても寒い日でしたが、公園の駐車場に車を止めて外に下りてみると、蜜ろうのような甘い香りがしてきました。

少し下を向いていますが、花も元気に咲いています。

茶色くて小さいのは蕾。

黄色の花を咲かせるのは、冬でも目立ってみんなの心を癒そうとしているからかな。

甘い香りを漂わせてくれるのも、寒さで花の香りを忘れそうになっている身体に、確実に春はやってくるんだよって、呼び起こしてくれるためかもしれません。

小さな花ですが、とても力強さを感じます。

そして、香り。

花に鼻を近づけなくとも、本当にいい香りがします。

まだまだ柚も

ろうばいを見た帰り道、農家さんが出店する産直販売に立ち寄ってみました。

そこでは、白菜や大根、ねぎなど鍋料理に欠かせないお野菜がたくさん。

どれも新鮮なお野菜で、迷うことなく購入をさせていただきました。

陳列棚の隅っこにあったのはこの柚。

なんだか、寂しそうに3個こちらを見つめていました。

柚は、秋から冬にかけて果実をつける柑橘類。

だから、多分、この冬最後だろうなと思い追加購入。

柚も、香りがいいんですよね。

決して主役ではないのだけれど、お漬物に入れたり、煮物に入れたり、もちろんそのままジャムにしても美味しい。

アクセントになる果実です。

3個とも、汁まで絞って薄皮を向いてジャムにさせていただきました。

少ないから、焦がすのが怖かったけど、火をかける時間も他の果実に比べたら断然短い(10分ほど)から作りやすいです。

朝一番の1杯は、この手作り柚ジャムのゆず湯で体を温めます。

春を前にリセット

寒い寒いといいながらも、確実に次の季節はそこまで来ています。

春って、明るいイメージ。

入学式とか、入園式、入社式があるからかな?

多くの人が新しいスタートを切る時期だからかもしれません。

私も、チャレンジしたいことも出てきました。

冬の時間に、十分身体を休めながら、春に向けた作戦をチラホラ考えるのもまた楽しいのです。

ゆず茶を飲んで、春の花を散歩道で見つけることも、晩冬の楽しみの一つです。