暑い夏を終え、そろそろ河川敷の木々も色づいてきたかな。
日当たりの良い河川敷は、どの季節に歩いても気持ちがいいです。
日のあるうちの散歩を心がけている私は、真夏の間、暑すぎることを理由に河川敷コースを外していました。
自宅から近いのに、かれこれ4カ月ぶりの訪問。
今日はどんな出会いがあるのかな。
怪しい謎の集会
堤防までの坂道をずんずん進み、開けたところにつくと1匹のシラサギが大きな羽を羽ばたかせてきました。
到着したのは、コチラ。
シラサギさんがザっと50匹!
こんなにたくさんのシラサギを見たことがなかったので、とてもビックリ。
しかもみんな同じような方向を向いて、まるで学校の校長先生の話を聞いている朝礼みたい。
はてはて校長先生の役割のシラサギさんはどれかなと探してみたのですが、ボス的なシラサギは見つからず。
一人の話を聞いていたのかみんなで話をしていたのかは不明ですが、謎の集会を開いていたことは間違いないです。
5分ほど見入っていると1匹のシラサギが飛び立ちました。
続いて他のシラサギたちも一斉に飛び立ちます。
今度は、下流の方に移動したみたい。
それにしてもあんなにたくさんのシラサギがいるなんて。
自宅に帰って早速シラサギについて調べてみました。
シラサギにもいろいろ種類があるようで、写真を拡大してもちょっとよくわからなかったのですが、種類としてはコサギかなぁ。
サギの中でもダイサギとよばれるサギは渡り鳥で、日本が温かくなる春から夏にかけて飛来して、巣を作り繁殖をするのだそうです。
そして秋から冬にかけて温暖な東南アジアに渡っていくのだそう。
サギは集団で巣を作って繁殖を行う特徴があるらしく、川で見たシラサギの集団は本家本元のサギ集団だったという訳です。
東南アジアに帰る前の一休みか、河川敷の近くには刈り終えた田んぼがずらりと並んでいるので、バッタとか虫を食べたりした後に、川で食休みをしていたのかもしれませんね。
無花果って花はないの?
河川敷をどんどん進むと、ソメイヨシノの桜並木の下に、自生したのか誰かが植えてそのままにしたのかイチジクが実っていました。
イチジクって無花果って書くんですよね。
実際に、まじまじと花の後を探してみましたがやっぱりない。
イチジクの枝に花はないんだそうです。
実があるのに花が咲かないなんて、なんか変ですね。
気になる木の実イチジク
調べてみると、イチジクの花は、実の中に隠れて咲くのだそうです。
変わった仕組みですね。
実の中に咲くのでは、外からは見えませんね。
イチジクの実は内側に空洞のある袋状になっていて、内側に小さな花をたくさん咲かせるのだそうです。
花粉は誰が持ってくるんだろう。
どうやら、イチジクはイランなどのアラブ原産らしい。
言われてみればイチジクの形を見ると、なんだかアラブの香りがします。
アラブではイチジクコバチという虫がイチジクの中に卵を産み、孵化したイチジクコバチが花粉を付けて他のイチジクに卵を産み受粉をしているのだそうです。
日本よりも暑いアラブの地では、イチジクとイチジクコバチと支え合って生きているんですね。
ところで、イチジクコバチって何と思って調べてみると、日本にはいないのだそう。
じゃあどうやって受粉するの?と思ったら、日本で栽培されているイチジクの品種は、花粉がついたのと同じように実がなる性質なのだそうです。
ますます不思議な植物イチジク。
野生?のイチジクに実がなっているということは、スーパーや産直でも陳列されているかな。
栄養価も高いと言われるイチジク、ちょっと気になる~