今日はゴ(5)ム(6)の日。
日常生活でも欠かせないゴムは、大きな役割を果たしているにも関わらす、気が付かれないことがほとんど。
調べてみると、安全に直結するものも多いんですよね。
今日は、そんな我が家の影の立役者ゴムにスポットライトを当ててみました。
ゴムとは
ゴムには、ゴムという木の樹液(ラテックス)から作られる天然ゴムと、石油などから人工的に合成される合成ゴムがあります。
天然ゴムは、ゴムの木の樹液を加工して作られたゴムです。
自転車のタイヤやスタットレスタイヤに使われることが多いとのことです。
ゴムの木はアマゾン川流域が原産地で、熱帯地域に育つ樹木。
そのため、ゴムの木の多くが東南アジアで、マレーシア、インドネシア、タイに分布されています。
ゴムはゴムの木の樹液なので、ゴムの木に傷をつけると白色で粘度のある液体が出てきます。
これがラテックスと呼ばれるゴムの原料で、集められたラテックスはろ過して加工されます。
余談ですが、楓の木の樹液はメープルシロップの原料です。
白樺の樹液なんかも、ほんのり甘くて昔から健康飲料として飲まれてきました。
樹液となると、人間でいうところの血液みたいなものだとは思うのですが、あの背丈のある樹木を支えるために、栄養価があったりするんですよね。
カブトムシをはじめとする昆虫たちが、樹液に集まるのも納得ですね。
ゴムの木を利用できると発見した先人は天才的ですが、それと同時に、私たち人間も昆虫と一緒で、自然の一部なんだとあらためて思うところです。
我が家のゴム事情
輪ゴム
モノを束ねる目的で天然ゴムを加工された輪ゴム。
文房具に入るのかな。
キッチンでも活躍するし、子どもたちのちょっとしたおもちゃとして遊ばれたりします。
消しゴム
昔は天然ゴムが使われていたようですが、今は天然ゴムよりも良く消えるプラスチック性の消しゴムが主力だそうです。
消しゴムにも、製図用とか砂消しゴムとか色々あるので、原材料が違うのかもしれません。
小学生のころに私が使っていた消しゴムのカスはまとまりやすくて、カスを集めて練消しを作っていました。
調べてみると、練消しゴムって販売されているんですね。
美術用、デッサンをする方が使用されるようで、消すというよりは、ボカすというような使い方をされているような印象でした。
ここでは深入りしませんが、消しゴムも奥が深そうです。
タイヤ
車や自転車のタイヤです。
タイヤのゴムは、車の足元をつかさどる重要な部位。
天然ゴムと合成ゴムを混合して加工されているようです。
日々、固いアスファルトや砂利などに触れる耐久性とか摩耗しないように加工されたりしているのだそうです。
タイヤって、ゴムですけれど、固いですものね。
タイヤの中に金属製のスチールとかも入っていることもありますが、車に乗車する人の安全と快適を提供してくれる大切な役割を果たしています。
靴
我が家にある靴全てがゴム底でした。
靴にゴムがあるからこそ、グリップ力があって滑りにくいし、安全に歩くことが出来ます。
靴底に使われているほとんどのゴムが合成ゴムなのだそうです。
余談ですが、革靴ってありますよね。
高級な革靴ですと靴底まで牛革だったりするそうです。
ゴムに比べて蒸れにくかったり、高級感があったり、独特な履き心地があるそうです。
衣服
衣服のゴムはなくてはならないもの。
パーカーなどアウターのフードについているゴムは丸ゴム。
ズボンやパンツのゴムは平ゴムです。
素材には天然ゴムが使われているそうで、引っ張った後に戻る力が強く、しっかりと留まるというメリットを活かしています。
ゴムって、フィット感をあるかないか分からないくらいが丁度いい感じですよね。
いい加減に、さりげないフィット感を実現してくれている衣料品メーカーやゴム会社さんは素晴らしい。
感謝しかないですね。
あらゆる家具の下や間で頑張るゴム
地震対策として我が家の家具には耐震ゴムを装着しています。
軽いものはポリウレタン樹脂だったりしますが、冷蔵庫だったり、洗濯機の下は合成ゴム。
地震が来るとなれば、心穏やかではありませんが、日ごろの安心感を提供していくれているのはゴムのおかげ。
そして、水道蛇口のパッキンもゴム。
無いと、水漏れしちゃったりするから、絶対になくてはならないもの。
蛇口だけでなく、いろんな金属と金属の間に緩衝役としての大きな役割を果たしてくれているゴム。
ゴムって、なくてはならない、縁の下の力持ちですね。
家の中にはまだまだゴムがありそうですが、とにかく見えないところで頑張ってくれているゴム。
今日5月6日がゴムの日だからこそ、感謝したいものですね。
そして、ゴムは月日が経てば劣化もします。
なので、点検もかねて。
安心や快適を提供してくれるゴム。
天然ゴムも、合成ゴムもそこにいるだけで、しっかりと役割を果たしてくれる力強い味方なんですね。