春の霞と心の不安
なんとなく、心が晴れないのは、春の霞のせいなのでしょうか。
温暖とかラニーニャ現象とか環境破壊とか、色々心配されることもありますが、季節だけは真面目にやって来てくれます。
冬の澄んだ青空は、春の霞が買った青空になり、季節が一段と春になったなぁと感じるようになりました。
会社員生活から遠ざかって、一番に良かったと思うことは、この季節を感じられること。
春の花の香り、肌に吹きつける風、萌ゆる春を実際に見て触れることで、だいぶ心が癒されるものです。
今では、すっかりこの生活を手放したくない気持ちでいっぱい。
世間的には、まだまだ働き盛りの年代ですが、自然をたしなむ余裕が欲しいと考えているぜいたくな悩みです(笑)
お散歩は究極のセラピー
自宅に引きこもる生活が数年続いたせいもあってか、なんだか変化に対応する勇気が出にくくなってきているような感じがします。
特に私の場合、自宅が大好きなのでステイホームはとても楽しかった。
学生の頃からハマっていた、定期的な旅行も全く行かなくなって、外部からの刺激は少なくなりました。
もしも、自由に行動が出来るようになったら、旅行に行きたいなぁとは思うものの、ウズウズするような気持ちまでは至っていないのです。
それよりも、ステイホームで身近にたくさんの楽しいことが転がっていることに気が付いてしまって、なかなか外に出られません(汗)
昼ドラにはまった主婦ではないのですが、映画や本を観だすと止まらなくなるし、自宅だと食べ物や飲み物も食べ飲み放題(笑)
自堕落な生活と言われてはそれまでですが、どこにも行かなくとも楽しく過ごす方法をたくさん見つけてしまったのです。
そして、お散歩。
私が見つけた究極の楽しみ方です。
自然を感じられる街路樹や河川敷は自然を感じられるお散歩コース。
ただ歩くだけでも、なんとなく心が安定する究極のセラピーです。
春、みっけ
今日のお散歩コースは、河川敷。
春先は、小さな草花が芽吹くので身をかがめて探します。
春の七草にも登場する、ホトケノザです。
濃いピンクの蕾が飛び出して、今にも咲きそうな勢いです。
鮮やかな色は、こちらまで明るい気持ちになります。
ホトケノザは「仏の座」
葉っぱの様子が、仏様が座禅を組んで座る、蓮華座とよばれる台座に似ていること名付けられたそうです。
そのまま、地面を這いつくばるように探してみるとお目当てのものがありました。
ツクシです。
今年初めて見つけた、ツクシ。
土の中からニョキっと出しています。
こんなに大きく育っていたんですね。
仲間たちはこれから出てくるのかな?
一人で、すくすく育つ姿には力強さを感じます。
最近出た、桜の開花予報だと東京地方が3月20日とか。
あと1週間余り。
ここの桜ももうすぐかもな。
芽吹く準備を着々と進めているようです。
そこにある木、花、草。
いつも変わらないようで、ちゃんと準備を整えるですよね。
誰かの期待に応えようとするわけでなく、自分のやることをやるだけ。
答えはシンプルなんですよね。
色々くっつけてシンプルな答えを複雑かつ難しくしているのは、自分なんだよなぁ。
頭で、ゴチャゴチャ考えていないで、とりあえず行動。
迷うのはその後にしてみよう。
小さな春を見つけた散歩道は、また私の背中を押してくれたのでした(笑)