いつの間にかやって来ていた12月。
一年の締めくくりとなる月です。
何となくせわしさを感じ、新しい年への準備を始める月の始まりです。
今月は上手く計画を立てて過ごせるかな。
ストーブが恋しい
つい先日まで、心地よい気候が続いていたかと思っていたら、朝晩はグッと冷えるようになりました。
亥の子の日にストーブを点火してからというもの、我が家では朝を中心にストーブに火を灯すことが増えました。
電気ストーブですが、あの温かみのある赤い光は体感的な温度の他に安心感や優しさにつ包まれるような気持ちになります。
20世紀の発明品
寒い冬に欠かせないものと言えば、ホッカイロ。
凍える寒さに火を使わずに、ホッカイロの袋を開けて空気に触れさせるだけで温まれるスグレモノ。
毎年毎年お世話になっています。
実はこのホッカイロ、日本で生まれた発明品なんですって。
ホッカイロが生まれたのは1975年。
今から50年ちかく前なんです。
カイロのルーツは、江戸時代に石を温めて懐に入れた「温石(おんじゃく)」といわれています。
湯たんぽのようなものからの発展なんですね。
昔から使われていた温石とアメリカ軍のフットウォーマーから旭化成さんが使い捨てカイロを開発して販売したそうです。
ホッカイロの中身は鉄。
空気と鉄を反応させて熱を生じさせるというシンプルなものですが、火傷をしない程度の適温や長時間、発熱してくれる持続性を考えると、とても簡単ではない発明品。
1つ100円前後で即座に温かさを手に入れられますから、ありがたい発明品ですよね。
今冬もお世話になります。
疾走する12月
大掃除の算段に、年賀状の準備。
年末年始の予定を立てる。
一年の総括に相応しいといいっていいのか、一年分まとめてドバっとやるべきことや行事が詰め込まれているような感じの12月。
忙しい時というのは、時計の針の進みも一気に進む気がします。
和尚さんも忙しいから師走
12月の和名月齢の師走。
その名前の由来は、普段から落ち着いている師(僧侶)でさえも、暮れの仏事で走り回ることから生まれた言葉なのだそうです。
確かに仏事は年内に済ませておきたい気持ちは何となくわかります。
そういった意味で、12月は和尚さんも忙しないということ。
また、12月の別名には「梅初月」や「春待月」といった別名もあります。
新しい年を迎えたり、華やかな春を待ち望んでいるような、そんな思いが月に込められていますね。
3日ほど過ぎてしまったけれど、いつもの師走とはちょっと違う忙しくない12月にしてみようかな。
やるべきことをリストアップして、穏やかな月にしたいものです。