夏らしい暑さともいうべきか。灼熱の夏ともいうべきか。
外に出かけるのが危険に感じるほどの厳しい暑さの夏ですね。
暦の上では8月7日に「立秋」を迎えました。
8月の異名である葉月は、秋めくさまが語源と聞いたことがありますが、まだまだ秋は先のように感じられます。
時代が変わったのか、環境が変わったのか。そろそろ秋の足音も聞こえてもいいような感じもしますが…
初めてのデビュー
私が散歩に出かけるのは、夕暮れ時。
お日さまがお山に沈んだ後の夕暮れ時といっても、まだまだ熱風までとはいわないけれど、暑さが残ります。
冷やしタオルや保冷剤を持参しつつ、わずかばかりの運動を心掛けています。
遊歩道を歩いていると同じような考えの人もチラホラ。
タオルで滴る汗をぬぐいながら、歩く人が見られます。
そんな中で、携帯型の扇風機を持ちながら、休んでいる人を見かけました。
通勤時間帯の駅で、プラットホームの電車を待っている人が利用していたのを見たことがありますが、小型のファンで風が来るのかなぁと疑問に思ったもの。
自分が気にしているためか、携帯型の扇風機を使用している人が多くなった気がします。
そこで、ホームセンターで携帯型の扇風機を購入してみました。
あまり期待はしていなかったのですが、やっぱり風はいいですね。
汗をかいた顔近くに当てると、少しは暑さが和らぐ感じがします。
電池式で、ずっと使い続けることはできなさそうな構造なので、ひと夏限定かな。
昼下がりの待ち時間とか、暑さを感じる時にバックの中から人工的に風を送ってくれる携帯型の扇風機は、盛夏を快適に過ごすアイテムの一つとなりそうです。
風鈴の魅力
暦の上では「立秋」を過ぎたはずなのに、秋めくどころか盛夏のさなか。
そんな時に、あるお宅の前を通り過ぎたら、素敵な音色が聞こえてきました。
夕暮れ時になって、少し吹き始めた風が吹いたことによって響く、風鈴の音です。
り~んり~ん
もうすぐお盆が来ることもあって、どことなくセンチメンタルな気分にさせられる風鈴の音。
音で涼しくなるわけはないはずなのに、風鈴の音を聞くとそれまでのダレた気分が、心穏やかにさせてくれるような気がします。
風鈴といえば、メジャーリーガーの大谷翔平選手の出身地である岩手県奥州市の「南部風鈴」
伝統工芸品の南部鉄器で作られた風鈴の音が好きです。
その昔、その奥州市にある水沢駅に降り立った時に、プラットホームに飾られた風鈴の音が素敵。
今でも心に残っています。
旅からの帰路につく際の駅で出会った光景に、お土産で南部風鈴を購入できなかった後悔も含めて、風鈴の音を聞くと思い出すのです。
ひとつの風鈴の音は余韻までも愛おしく感じます。
ネット通販で風鈴自体は手に入れることが出来る時代。
取り寄せようとすれば、購入できるのだけれど、この時期に飾られるはずの夏の風物詩。水沢駅の風鈴の音も聞いて見たいな。