スウェーデンの医師で公衆衛生の研究者でもあった著者のハンス・ロスリングさん。
2020年に『FACTFULNESS』が大ヒットしましたね。
私も読了してから半年余り。ウィルスの脅威から、それを忘れるほどの国同士の争いごとが起こるとは思いもよりませんでした。
WHO世界保健機構やユニセフのアドバイザーも務められたハンス・ロスリングさんの『FACTFULNESS』を思い出しつつ、自分が出来ることを考えてみました。
きっかけは何でもいい
この本と出会ったのは、売れ筋の本の紹介からでした。
何となく手に取った『FACTFULNESS』は、自分のイメージや先入観が、いかに自分で作られたものに支配されているのか。思い込みの危険性を知らせれるものでした。
アップデートは必要だし、常にフラットな気持ちで情報を受け取ることが大事。
ここ数年のウィルスの猛威で、生活は一変してしまったこともあって、心は内向きになることもありますが、一辺倒の情報だけでなく方々から幅広く情報を収集することが必要なんですよね。
この本と出会った理由は非常にミーハーですが、むしろきっかけは何だっていいんのだなと思わせてくれる経験でした。
悪い出来事では犯人ではなく理由を探し出す
国同士の争いとなれば、誰がこんなことをしたのか。
単純に犯人捜しをしたくなります。
人間は本能的に、何か悪いことが起きた時には、単純明快な理由を見つけたくなりのだそうです。
私からしたら、メディアの情報しかなくて、本当に良くわからないのだけれど、なぜこんなことになったのか。
誰が~よりも、なぜこのようなことになったのかの理由が知りたいと思っています。
自分一人では何にもできませんけれどもね。
まずは関心を寄せることなのかな。
ほわーんとした気持ちでしかないのですが、そんな感じで思っています。
お金って大事。そして学び続けること
このことを考えさせられたのは、道端で声をかけられたユニセフの人の募金活動。
小銭だけで申し訳ないのですが、子どもたちと募金をさせてもらいました。
すると、頂いたのが、こちらの品。
難民たちに思い寄せられるような、難民キャンプでも使われているというレインコート。
これを手にしたとき、世界では困っている人がいるんだ。ということを改めて実感したのでした。
私にできることは、私の生活の支障のない範囲でしかできません。
なぜなら、私にも守らなくてはならない家族がいるから。
でも、私たちの祖先だって戦後に、ユニセフにお世話になったことはあるのだろうし、自分たちだっていつどうなるかは分からない。
だから、他人事ではなくて、自分自身も関心を寄せ、学んでいきたいと思ったのでした。
経済的な支援はほとんど難しいのだけど、楽天のポイントと自分のお小遣いからも少しだけ。
世界中のみんなが笑顔になれる日が早く来るといいな。
頭の中がお花畑だ、と言われつつも、希望だけは捨てずに持ってみたいなと思った出来事でした。