小学生の頃に流行ったスプーン曲げ。
カレーの給食に出てくる、先が小さなフォークになっている不思議なスプーンで、クラスの誰かは真似している芸でした。
力づくで曲げるツワモノもいましたが、だいたいは曲がらず。
テレビで見る超常現象に首をかしげるのでした。
ナイターのない日の楽しみ
今でこそ、プロ野球球団が全国各地に広まったものの、私が小学生だったころは、関東圏、中京圏、近畿圏、福岡県の4か所に集中していました。
中学校の修学旅行といえば、東京ドームでのナイター観戦で、近所のお兄ちゃんお姉ちゃんが楽しみにしていたこともあるくらい。
当時、テレビが地上波しか映らなかった私の実家。
地上波のゴールデンタイムには、月曜日を除く週6か週5で巨人戦が放送されていました。
実家には1つしかテレビがなかった時代。
父がテレビのチャンネルを野球に切り替えると、しぶしぶ見るか、他の事をするかという選択でした。
私の場合には、つい一緒に見てしまい、野球の面白さも知ったので、それはそれで楽しい思い出ではあるのですが、ナイターのない日は、代替番組がありそちらの方がより気になっていました。
新聞のテレビ欄を眺めながら、今日は野球がないからコレを見ようと自分で丸まで付けているほどでした。
怖いけれど知りたい
木曜日といえば、プロ野球の選手が移動をする日にあたります。
移動してすぐに試合をするときもあるようですが、お休みの日もあり、そんな日はゴールデンタイムに他の番組が充てられていました。
私が育った北国では、「木曜スペシャル」の再放送が放映されていました。
東京地方では、数年前などに放送された番組だとは思うのですが、地方では、東京のようにテレビ局が多くなかったこともあって、日本テレビ系列がテレビ朝日系列の番組を放送するなんてことも珍しくはありませんでした。
その「木曜スペシャル」ディレクターは、矢追純一さん。
矢追純一さんといえば、オカルトやUFOの研究の第一人者。
最近になって、ゲストにて出演されていた番組で、日本テレビのディレクターであったことを知りました。
86歳となった今も、宇宙やUFOについて研究を重ねているそうで、お話は壮大過ぎて理解できない部分もありますが、非常に面白くお話してくれる面白い方です。
まさかの果てに
木曜スペシャルで放送されるおどろおどろしい宇宙人やUFOには恐怖を感じ、スプーン曲げには興味持って真似をしたものでした。
本物かどうかと言われれば、嘘くささがあった感じもしましたが、この広い宇宙で知らないことはたくさんあるのだ、と教えてくれた思い出の番組です。
この秋からアメリカ航空宇宙局(NASA)がUFOなどを科学的に分析、研究するチームを立ち上げるという記事を見たのはつい最近。
UFOを含む未確認航空現象を収集したり分析したりするのだそう。
海外でも目撃が確認されているUFOを思しき物体が、解明されるかもしれません。
ワクワク感とともに、不思議な現象が不思議でなくなってしまうこと不安も入り混じっています。
NASAには期待しています。
9カ月くらいをかけて研究をされ、公表されるとのことなので、どんな報告がなされるのか待ち遠しいですね。
もしかしたら、宇宙人、異星人がいるのかもしれない。
UFOに乗ってきたり、地球にコンタクトを取ろうと試みているのかもしれないと思うと、童心にかえって想像が尽きないものです。