高校生くらいまでは、何となく勉強をしなくてはいけない雰囲気でした。
誰も言わないけれど、なんとなく勉強しないとヤバい感じ。
定期テストがあるせいだったのかもしれません。
学校のテストのほかにも、漢字検定や英語検定など、就職や進学に役に立つかもと受験した検定もありました。
若い頃は、スポンジのように吸収できたので、短期間でガーっと覚えて受験して、合格を勝ち取ったもののあります。
会社員になってから知ったのは、検定の合格ではなくて、実務経験。
それも、生きている間ずっと勉強していかなくてはいけないということでした。
学生の頃と異なるのは、時間が自分でコントロール出来て制約がないということです。
検定試験も受験してもよいししなくてもよい、合格してもそうでなくても自己責任。
こうして書いてみると、大人って身軽なような気がするけれど、自分に対する責任って重いよなぁと思います。
なめてました
簿記3級。
私が1年前から、先延ばしにしていた検定です。
自分の勤めている会社の財務状況を理解したくて始めようとテキストを購入しました。
大人になってから再び勉強を始めるというのは、結構大変なこと。
子どもたちもまだ小さいので、勉強できる時間はお昼寝中か就寝後。
限られた時間の中で効率よく覚えるにはどうしたらよいかとネットで検索をしていました。
すると、「簿記は商業高校でも受験させられる」「1か月あれば余裕」などと楽観的なコメントに目がいきました。
そうか、そうか。そのくらいなら私にもできるかもしれないとテキストを読み始めました。
はじめの方は、仕訳とかなんとかフンフンと読んでいました。
ところが、だんだんと理解しにくくなり、ついには「これで財務諸表とか読めるのか」という疑問が生じてきました。
そのころからか、何となく簿記の勉強から遠ざかり始めてしまったのです。
簿記3級は、私には結構高いハードルです。
何度挫折しても
本棚に陳列してある簿記3級のテキストと問題集を見るたびに、「あ~やんなくちゃな」と思いながら3か月、半年と経っていきました。
簿記が簡単だと感じる方がうらやましいです。
私が最初にネットで調べたのは、勉強方法ではなくて、他人が感じる難易度を調べてしまったんですね。
年が明けて、もう一度初心にかえり、自分がどうして簿記を勉強してみようと思ったのか考えてみました。
そうだ、財務諸表を少しでも自分なりに読みたかったからです。
スポーツでも勉強でも基本の問題はつまらないものが多いです。
基本が出来上がると、いつの間にか楽しくなり、できることも増えてきます。
部活をやっていてそのプロセスを知っていたのに、大人になったら忘れてしまっていたんですね。
何となくわかる日が来るかもしれない
挫けても挫けそうになっても、何度でもやり直せばいいんです。
大人なんだから、時間は自分でコントロールできるんです。
今年立てた目標の一つ、簿記3級の受験。
久しぶりの検定試験です。
検定の日にちは、あえて決めないことにしました。
このことが、後々に仇とならないように頑張ります。
まずは、毎日簿記に触れること。
1日に1問でもいい。
ハードルを下げて、少しずつ。
あの素振りばかりしていた時を思い出しながら、簿記を地道に理解できて行けたらと思います。
昨日、初めて貸方と借方が合いまして、最後にぴったんこする感覚が気持ちよかった間隔を味わえました。
小さな出来た!を積み重ねて、知識を蓄えられるといいなと思っています。