梅雨の時期。雨が醸し出す音色を楽しめる時期。アオサギを間近で見ると神様のようにも見える

暮らし

サーっと降る雨。

ポタポタと流れ落ちる雨どいから水。

湿気もあるけれど、気温もそんなに高くないので、むしろ寒さを感じるほど。

季節が行ったり来たりしているのかな。

梅雨に入って10日余り。気温差と天候の変化に体を慣らすのが、ちょっとだけ大変な日々が続きますね。

私の日課

布団から出たらすぐにすること。

自室の窓を開けることです。

冬でも夏でも、梅雨でも朝の空気はひんやりして澄んでいるので、手っ取り早く爽快感が味わえて大好きな瞬間。

晴れでも雨でも窓を開けて、外を見渡します。

いつもと変わらない風景がまた心地よかったりするんですよね。

私の部屋には遮光カーテンで、外からの光が漏れないような機能があるのですが、それにあらがって、寝る前には3センチほど隙間を開けて、朝日が部屋に入るようにしています。

だから今に時期だと4時くらいになると明るさが部屋に入り込みます。

晴天の日なら力強い光が、曇りや雨だと淡い光が部屋に入ってきて、私の目覚まし時計代わりになっています。

年齢を重ねるごとに朝早く起きることが苦痛でなくなったのは、朝日のお陰なのかもしれません。

ある日の散歩

我が家の近くには、学校の学習田があります。

学習田とは、学校の田んぼ。

近所の小学生と高校生の子どもたちが、田植えをしたり稲刈りをしたりする田んぼです。

普段の管理は、地元の農家さんがやっています。

この学習田、子どもたちの行事に合わせるから、他の田んぼよりも田植えの時期や稲刈りの時期が遅いのが特徴。

今年は、6月に入ってからも雨が多かったせいか、ようやく田植えが終わりました。

ハウスで育てられた苗は、20センチ余りに成長し、手植えで植える小学生には持ちやすい長さになったようです。

田植えの日は曇り空でしたが、空が雨を降らすのを待ってくれたようで、田植えが終わった後に雨が降り始めました。

雨降りの中にやってきたのは、アオサギ。

もしかしたら、近くの木から田植えをする子どもたちを見ていたのかもしれません。

賑やかだった田んぼから子どもの声が消えて、雨音だけになってから、田んぼに住む虫か何かを探しにやってきました。

アオサギは、古代エジプトでフェニックスの由来となる鳥の「ベヌウ」とされていて、神のように崇拝されていたとのこと。

こうしてみると、シャンと背筋を伸ばす神さまのような鳥に見えますね。

行ったり来たり

1年の半分となる6月。

季節は冬から春になり、夏を迎える前の梅雨。

季節は真面目だけれど、一方向にだけ進むのではなくて、行ったり来たりしながら、最終的には進む季節を間違えずに必ず、次の季節にたどり着きます。

この季節があるから、イベントがあったり、生活に楽しみをもたらしてくれているんですよね。

最近は、気温がそこまで上がらず、ジメジメの湿気もいつもの年ほど気にならない感じ。

本格的な梅雨はこれからかもですが、シトシト降る雨もまた味わい深いものです。

雨の日は、雨音が街の音を吸収してしまうためか、周りの音も小さくなる気がします。

そのかわり、耳を澄ますと聞こえてくる自然の音。

梅雨の時期は、自宅にいながら、雨が醸し出すいろいろな音色を楽しめる時期ですね。