梅雨明けとなり、本格的な夏の到来です。
昔から梅雨明け十日といったもので、梅雨明け直後は、太平洋高気圧の勢力が持続しやすく、今年も梅雨明け早々夏らしい抜けるような青空と、暑い日差しが照りつけています。
年中外気に触れているお肌には、睡眠と水分補給が必要不可欠。
お肌のメンテナンスと同じように、お家のメンテナンスも必要なんですって。
お肌の敵は、紫外線
少し外に出ただけで、皮膚がジリジリと焼けているような気がするのは、歳のせいなのかしら。
シミ対策もあるけれど、日焼けをすると、熱も出やすいし、火傷みたいになるので、日焼け止めは欠かせません。
私が子どものころには、日焼け止めなんて縫っていもいなかったし、真っ黒に日焼けした皮膚が、健康の証みたいな雰囲気がありました。
夏休み明けには、黒さを競い合ったり、水着で日焼けした跡が懐かしいです。
今では、子どものうちから紫外線対策がなされているので、今の子どもたちは、日焼けの後の見せ合いっこなんてないのかな。
そんな私も、歳を重ねて皮膚が弱くなったのか、紫外線が強くなったのか日焼け止めを塗らずに、うっかり焼けてしまうと、後が大変。
子どもたちも日焼けはほどほどにしてあげたいと思い、赤ちゃんの頃から日焼け止めは欠かさずに使っています。
謎の白い粉から、家の劣化が判明
ある日、庭で子どもたちと穴を掘っていたとのこと。
「これ見て~」と手のひらを返して見せてくれたのは、真っ白な手。
どこで付けたの?
白い粉なんてどこにもないけど。
心が真っ白いから?
と不思議に思っていました。
どこだどこだ、と探して、家の外壁を手で拭ってみると、白い粉が。
子どもが壁に手をついた時に、付いたものだということに気が付きました。
サイディング外壁の劣化による白い粉だったことが、判明。
しかも、サイディング外壁のシーリングまでも劣化してひび割れているし、サイディング外壁が今にも外れそうです。
私の家は賃貸なのですが、サイディング外壁が落ちてきては、たまりません。
不動産会社に連絡して、点検を依頼。見に来てもらうことにしました。
外壁の敵も、紫外線
業者の方と大家さんが外壁を見に来てくれて、サイディング外壁が落ちそうになっていること、ここから水が入って壁の中も劣化してしまう恐れがあることなど、説明を受けました。
外壁は家にとって、人の肌と同じ役割なのだそう。
そういえば、色もくすんじゃっているし、よく見るとサイディング外壁が疲れているようにも見えました。
年中お家を守ってくれている外壁は、紫外線に当たると塗装が壊れてしまい、雨や風、雪のダメージも受けやすくなっているとのこと。
色褪せがあれば、塗装は寿命を迎えているので、すぐに外壁塗装で紫外線から守ることが大切だということで、早速、業者さんによる、大規模なメンテナンスが始まりました。
足場屋さんの見事なワザ
梅雨も明けきらない時期から家を取り囲む、足場が組まれました。
明けそうで明けない梅雨の末期は、ドザーッとスコールのような雨。
足場を組む業者さんと外壁塗装を行う業者さんは異なるそうで、工期があるのか、土砂降りの雨の中、足場を組んでくれました。
私たちは、部屋の中から少しだけ仕事ぶりを見学させてもらったのですが、これぞ職人ワザ。
見事な連係プレイで、組み立てられます。
足場屋さんは、塗装屋さんが仕事がしやすいように、塗装屋さんの仕事を想像して足場を組むのだそうです。
塗装屋さんが現場に来て指揮をしているわけではないので、職人同士の阿吽の呼吸というモノです。
雨が上がって、カラッと晴れた青空に、足場が映えて見えました。
覚えておきたい外壁のメンテナンス
せっかくなので、業者さんから外壁のメンテナンスについて聞いてみました。
外壁塗装は、10年に1回が望ましいそうです。
紫外線や雨風で塗装は常にダメージを受けているため、状況に合わせて外壁塗装を行った方が家の持ちもよくなるのだそう。
我が子が、たまたま壁に手をついて判明した白い粉は、チョーキングという現象で、外壁塗装を行った方がよいポイントなのだそうです。
早めに相談
他にサビやコケの発生、汚れなどがあれば早めに点検を受けることで、おうちの健康も保たれるそうです。
私は賃貸ですが、相談したことで大家さんや業者さんから情報が得られて、今後、自分が家を持った時の貴重な情報となりました。
メンテナンス中は、ベランダに洗濯物が干せないなど不便な点もありますが、それは一時的なこと。
お家も健康的なれば、住んでいる人も明るくなるだろうから、少しの我慢です。
賃貸だと、住んでいる戸数の問題もあるので、すぐにメンテナンスとはいかないと思いますが、管理会社や大屋さんに早めに相談はした方がいいです。
我が家はタイミングよくメンテナンスを受けられました。
まだメンテナンス中ですが、リフレッシュしたお家が楽しみです。