朝晩の冷えが一層増してきましたね。
日中の日はまだ温かいけれど、日もみるみる短くなってきました。
朔風葉を払う
1年を72等分して四季を愛でる七十二気候です。
この言葉から四季をより細やかに感じることができます。
さて、朔風とは北風のこと。
冬の季語になっているそうです。
巻きつくようなピューっと吹く冷たい風。
朔風によって葉が落ちた木々のことを「冬木立(ふゆこだち)」と言います。
冬木立の下には地面いっぱいに広がる落ち葉が広がっています。
歩いてみるとフカフカ。
しばらくすると道路にはみ出た分は清掃の方々が掃き掃除をしてくれたり、風でどこかに飛んで行ってしまったり、粉々になって土に還ったりしますので、今だけの景色。
この落ち葉を集めて栗とか芋とか焼いたらおいしそうだよね。
紅葉は里に下りてきていよいよクライマックス。
北国では、山が粉砂糖を振りかけたかのように白くなっていると聞きました。
「北風小僧の勘太郎」も朔風によってそろそろお目見えかな。
ブナとかナラとか
ドングリを見つけるのが大変になりました。
松の木はあるので、松ぼっくりは見つけられるのですが、近所の公園にはブナとかナラの木が無くて。
散歩コースを上を見たり下を見たりして探していたのですが、やっぱりない。
ドングリって見つけるのって大変だったけ?
ブナが有名なのは世界遺産の白神山地。
深い森の奥にブナが自生している地域。ブナが自生しているところは、雪がとっても多い地域だし、秋はドングリを食べにクマやら鹿やら野生動物が来ると聞いたことがあります。
それから山を持っていた母方の祖父が「ブナは柱などの加工には難しい」と言っていたっけ。
ブナの木って幹が結構曲がっているし育てにくいのかもなぁなどと、近場にない理由を考えながらドングリ探しをしていました。
後で調べてみるとブナの木は比較的標高の高いところを好むらしいです。
それはどうりで、ないわけだ(笑)
都会の公園って教育的
歩いて行けますが、ちょっと遠い公園まで足を延ばしてみました。
ドングリ拾いの子どもたちのためなのか、標本木なのかコナラ、アラカシ、シラカシ、クヌギ、マテバシイなどドングリがなる木が植えられていました。
都会の公園って本当ありがたいです。
キレイに整備された公園の森はとっても過ごしやすいです。
子どもたちを連れて、思い存分どんぐり拾いをしてもらいました。
見つけるだけでも楽しいのですが、ドングリを回して駒にしたり、小さなやじろべえを作ったり、道の上に広げてドングリアートにしたり遊び方は様々。
マニュアルなんてないからその場で勝手に遊びを作るのです。
都会の公園ってよく考えられて作られているんだなと感心させられました。
四季折々の自然を公園で体験できるように作られていて、自然を身近に感じられるように工夫されているんですね。
さてさて、我が家でも本格的な冬モードにシフト変更しなくては。
めっきり日も短くなってきたので、お散歩もそこそこにお家の準備も進めなくてはですね。