子どもが小さいときからずっとお世話になっていた小児科。
先月末で閉院となりました。
子どもたちの出産は大学病院でした。
生後2か月くらいまでは大学病院への定期通院があり、生育面などアドバイスをいただいていました。
大学病院だと時間も限られますし、受診するまでもない、ちょっとしたことや気になることを、聞き忘れてしまったこともしばしばありました。
大学病院とかかりつけ医
大学病院は精密な検査もできますし、最新の情報も得られるので、検査や診察などに不安はありませんでした。
小さく生まれた我が子は、感染症対策のために待合室を分けてくれたりする配慮もあって、出産直後の私にとても安心感を与えてくれました。
そのまま予防接種も大学病院で受けてもよかったのですが、大学病院の先生から、今後を考えて近所の小児科にもかかりつけの先生を持った方が良いとアドバイスを受け、生後3か月目からの予防接種でお世話になり始めました。
地元で昔からある、幼稚園の園医なども積極的に行っている近所の小児科の先生は、日常生活の困りごとまで聞いてくれるべテランのご夫婦の先生でした。
大学病院とは異なり、ちょっとしたことでも電話相談できたり、予防接種のついでに身長、体重を図ってくれたり、体の不調も子育て相談もカバーしてくれる小児科でした。
かかりつけ医の閉院に思うこと
先生ご夫婦は、ご年齢的に引退されるとのことで、これまでお世話になったことを感謝しました。
息子さんもおられるようですが、この地で引き続き診療をされることはないとのことで、最近ニュースで見た小児科の閉院が相次いでいることを肌に感じました。
駅前にはインターネットで予約の取れる小児科が3件ほどあります。
昔ながらの駆け込み寺的な小児科は、今後少なくなっていくのだろうな。
インターネットで予約が出来て順番もスマートフォンで確認できるのはとても便利ですが、困ったときに電話が出来て、看護師さんや助産師さんが寄り添ってくれる、一緒に子育てをしてくれるわけではないのだけど、そんなアットホームさがとても気に入っていました。
地域に育てられるとは、こういうことだったのかもしれません。
小児科探しにあたって
そんなことで、新しい小児科を探しつつ、これまでの病気の履歴や子どもの特徴など自分なりに説明できるように準備しておく必要がありました。
妊娠してからこれまでの予防接種の状況は母子手帳で確認できます。
しかしながら、子どもの特徴や病気の履歴などは、自分自身で把握して、万が一の時に説明をできるようにしたいものです。
子どもの状況を把握するために
- 自作ノートを付ける
- 母子手帳のメモ欄に記録
- アプリを利用
私は忘れっぽいので、3つのアイテムを使って複数記録することにしました。
重複することがあっても、不安な気持ちを書き出すことによって、自分の不安が和らぐこともあるし、人に説明をするときに順序立ててお話できる可能性があると思ったからです。
自作ノート
ノートは、オフラインでも利用できるのが強み。
見せなくてもいいし、その時の自分の気持ちなども書き出して発散することもできることから利用しています。
小児科や保健センターでもらった用紙をペタペタ貼っておけば、なくすこともないので便利です。
母子手帳のメモ欄に記録
ノートと同じ要領で利用しています。
しかし、母子手帳はA6サイズなので、スペース的にどうしても限られてしまいます。
大事なことや一言メモを中心に記録しています。
アプリを利用
アプリは本当にたくさんあります。自治体が作ったものや「たまひよ」などの育児雑誌が作ったものもあって正直迷いました。
私は無料のアプリばかり利用しました。
とりあえず、ダウンロードをしてみて使いやすさを確認して選別していく方法がおすすめです。
ぴよログ
夫婦で共有できる育児記録アプリです。
ミルクやおむつ交換、睡眠などの記録を手軽につけることができます。
日記的に記入できる手軽さが良くて利用しています。
naru baby
小児科医・助産師が監修したママへのメッセージや赤ちゃんの成長に合わせた記事が届きます。
赤ちゃんのこれからの成長の目安が一覧で見られる「成長スケジュール」もあって、読み物的にはとても充実しています。
予防接種スケジューラー
予防接種スケジュールを管理できるアプリです。
接種できるワクチンの月別表示では、予定と接種済が入力出来て一目で確認できますし、母子手帳を忘れたときもスマートフォンで確認できるのが強みです。
ワクチンのおすすめ接種時期をアイコンで教えてくれるのも便利です。
今までの感謝、これからの準備
近所の頼りになる小児科の先生がお辞めになられて、改めてその存在が大きかったことを自覚しました。
同時に、いつでも子どものことをきちんと他の人に説明できるように準備しておく必要があることがリスク管理につながるのだと思いました。
自分の子どものことは自分が一番わかっているつもりですが、どうしても忘れてしまうこともあります。
毎日でなくとも気になることがあったときに記録できるアプリやノートを利用して、病気のことだけでなく育児を楽しむツールに発展させていけたらいいなと思います。