今年は何種類食べられるかな。旬の味覚、幸水をいただくなっしー

食べもの

暑いな~と思っていったら、ここ数日の雨で、夏が追いやられて一気に秋が深まった感じ。

季節は真面目に来てくれますが、すご~く早く過ぎ去って来ることもあるのですね。

さて、お盆過ぎから気になっていた梨。

スーパーの果物コーナーに並んだ梨と値段を見て、やっと自分の手の届く範囲になりましたので頂くこととにしました。

生産量第一位の幸水

THE梨です。幸水の一番早いものは7月中旬くらいにスーパーの果物売り場に並び始めますが、早いものはハウス栽培。

旬の時期は8月下旬から9月の上旬と、とても短いのです。

スーパーで買い忘れたと思って、次に機会に買おうと思っていたら、豊水に変わっていたという経験をお持ちの方もいらしゃるかもしれません。

食後のデザートにピッタリ。今が旬の幸水です。

実は全国で栽培されている梨

梨は、北海道から鹿児島まで日本全国で栽培されています。

出荷されている梨の生産地は千葉、茨城、栃木、福島、鳥取の順ですが、一番出荷量の多い「ふなっしー」で有名な千葉県でも出荷量全体の14%なので、地元で栽培、収穫された梨がスーパーの店頭に並んでいることも少なくないと言えます。

そういえば、去年は天候不良で梨も不作だったのだとか。

木になる果物特有ですが、風に弱いため、海辺の風の強いところよりかは盆地が栽培に適しているのだそうです。

ニュースを見ると今年は順調に育ってくれてたそうなので、期待して旬を味わえそうです。

今年は何種類食べられるかな?

大まかですが、首都圏のスーパーでよく見かける梨の種類と収穫時期をピックアップしてみました。

主な梨の収穫時期と特徴
  • 幸水
    • 8月下旬から9月上旬
    • 毎年一番に出回る梨。甘みが程よく上品な味わい。収穫時期が短いのが難点。
  • 豊水
    • 8月下旬から10月初旬
    • 水分量がとても多いです。甘みと酸味が強いです。
  • 新高
    • ほかの梨に比べて大玉。酸味よりも甘みが非常に強いです。
  • 二十世紀
    • 9月初旬から下旬
    • ほんのり黄緑がかった色が特徴。リンゴのような薄い皮で、シャキシャキとした爽やかさが特徴
  • あきづき
    • 9月下旬
    • 大玉で果肉は柔らかく水分量が多く甘みも強いのが特徴。

梨は古来から食べられてた果物

日本で梨が食べられ始めたのは弥生時代からだそうで、長い長い人間との付き合いです。

ピックアップした梨は二十世紀以外は、いずれも戦後に品種改良されたもの。

二十世紀と言えば鳥取県が有名ですが、実は明治時代に千葉県松戸市で発見されたんですって。

「ふなっしー」で有名な船橋市かと思っていました。

古きを訪ねて地元を知る

そういえば、スーパーの店頭では幸水、豊水って並んで、二十世紀がある感じ。

二十世紀って収穫時期が少し遅いのと、生産量が少ないことが原因かもしれません。

古来から果物として食されてきた二十世紀は、戦後に品種改良がされて、今は幸水や豊水のもととなった梨。

生産量は大幅に抜かれてしまっていますが、古来からの香りを感じさせてくれます。

夏休みが終わり、月も輝く季節となって、何となく物憂げなこの時期ですが、秋の味覚を堪能して、夏の疲れをほぐしてみてはいかがでしょうか。

程よい甘みとジューシー水分が体を癒してくれるはずです。

勝手な想像ですが、二十世紀は、古来からある日本の梨の原型に近いのかもしれません。

私の住む地域のスーパーでは、売り場の隅の方でひっそりと並べられていることが多いですが、インパクトのある硬さと程よい甘酸っぱさを与えてくれるので、つい手に取り購入してします。

また、日本全国で栽培されている梨は、地元地域の梨も頂けるチャンス。

今年は地元の農産物直売センターなどで地元で収穫された梨を探して食してみようかと思っています。