少し蒸すようになりましたが、久しぶりの快晴でしたので、野に咲く花たちに会いに行きました。
小さくても活力あふれるタンポポ
タンポポと言えば初春の花という気がしますが、まだまだ元気に咲いていました。
タンポポには、西洋タンポポと日本タンポポとあります。
これはどっちらかな。
西洋タンポポと日本タンポポの違いは、花の裏側が閉じているかしぼんでいるかで見分けるのだそう。
花の裏を返さずに撮影したので、確実とは言い切れませんが、日本タンポポのような気がします。
タンポポは、朝花がひらいて、夕方閉じます。
午前中に出かけてみたのですが、それはそれは元気そうで、見ているこちらも心が弾んで、楽しい気分にしてくれるような活力が湧く黄色さです。
雑草の中にそびえたつハルジオン
うっそうとした草の中にヒュッとそびえたつハルジオン。
背丈の割には小さい花を咲かせます。
子どもたちが書く、初めての花の絵はこんな感じじゃないでしょうか。
ハルジオンは、食べられる野草です。
おひたしやてんぷらなどでおいしく頂けるそうです。
お味は、春菊のような感じ。
少しアクの強い感じです。
今は食べませんが、学生時代の食べられる野草の授業で食べた記憶があります。
意外とおいしいです。
ハルジオンも外来種。
こちらも北アメリカ原産からきた植物なのですね。
1920年代に来られたとのことで、帰化植物とも呼ばれているのだそう。
帰化って…。
どういう基準で決めたのか分かりませんが、植物界も人間界もあまり変わりがないように感じさせます。
センダングサ?
センダングサかな~。
ちょっと確信が持てません。
センダングサは秋になって、野原を駆け回ると、靴やズボンにいつの間にやら引っ付いているあの草です。
花の部分が種になり、ズボンに引っ付かせることで、種を運んでもらい、遠くまで飛ばそうという植物界のアイデアマン。
人間にとっては、迷惑なことですが、センダングサにとっては、子孫を残すために必死に考えた手段。
秋になって、センダングサが付いていても、優しく取り除いてあげましょう!
お花自体は、小さくてかわいげのある花です。
ヤナギハナガサ?
密を吸っている、モンシロチョウを取りたいがためにアップしすぎて、あまりにぼけてしまいました。
とても見えずらいのですが、多分ヤナギハナガサ。
ヤナギハナガサも、南アメリカ原産。
外来種ですが、帰化が認められて?帰化植物となったとのことです。
小さい紫のお花の集まりが、かわいらしいので、そのうちもう一度花の写真を撮ってみようかと思います。
自宅に帰って、花の図鑑などでサラッと調べてみるのですが、とても外来種多いですね。
それも最近になって入ってきたものではなくて、タンポポなどは100年くらい前。
年数から帰化植物と言われているのかは分かりませんが、在来種にとっては、生命危機なんだろうなと思います。
異種交配とかどうなんだろう。
植物の世界も競合。勝ったものだけが生き残る。
人間界よりも凄まじい戦いが繰り広げられているのです。