新聞週間に思う、野球と長嶋監督と私

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最近のYouTubeはとても勉強させてもらっています。

映像でわかりやすく解説してくれる動画には、無料でいいの?と頭が下がるばかり。

でも、動画はわかりやすくて良いのだけれど、活字は捨てられません。

活字から浮かび上がる自分勝手なイメージは誰にも侵されることのない自由な空間ですから。

私と新聞

初めて新聞を読んだのは小学生になってから。

当時は日本ハムファイターズも本拠地が東京で、北日本にプロ野球球団がなかった時代。

甲子園地方予選の決勝大会で使用する随一の球場にプロ野球球団が試合をするとなると、販売されるチケットは即完売でした。

当時は、ジャイアンツが大好きで、全員分の背番号を無駄に覚えたり、パリーグでは西武がとっても強くて、清原選手や秋山選手の真似をしたものでした。

毎朝、日本テレビ系列で放送されていたズームインのプロ野球入れ込み情報は欠かさずチェックしていました。

自宅で取っていた新聞は、読売新聞だったので、スポーツ欄のジャイアンツ情報は充実していました。

私が新聞を読み始めたきっかけは、読売新聞のスポーツ欄。

ジャイアンツのおかげで、新聞に触れ、活字から読み取り、想像を膨らませることの楽しさを教わりました。

新聞契約の更新時にバスタオルなど、ジャイアンツグッズがもらえたのも、小さなご褒美だったのかもしれません。

ジャイアンツと長嶋監督から新聞好きに

大好きだった読売新聞のジャイアンツコラム

ミスタープロ野球と言えば、長嶋監督ですね。

残念ながら、私は長嶋監督の選手時代を知らず、本当の偉大さを知りません。

でも自分の親世代はON世代なので、スターと言えば、“長嶋”

他の選手とは一線を画した選手であったことは伝え聞いていました。

長嶋監督時代のジャイアンツは、ドラフトで松井選手を獲得して指導したり、各球団の大物選手をフリーエージェントで獲得したり、話題に事欠きませんでした。

長嶋監督のおかげで読売新聞は欠かさず読み、ジャイアンツマニアのように情報を仕入れていました。

学年が上がってくると、スポーツ以外にも社会面や地域面、コラムなど新聞から情報を得るようになりました。

社説は作文が上手くなるから読んだ方がいいよ、と中学校の担任から言われて読んでみたものの難しくてチラ見し、代わりに読んだ編集後記が面白くて、虜のようになって読んでいました。

新聞週間に思うこと

私と新聞をつないでくれた、ジャイアンツ長嶋監督

あまりのハマりように、家族もタジタジでしたが、子ども頃の流行は大人になっても続いていたりします。

一人暮らしを初めて新聞の購読はやめてしまいましたが、オンラインで購読をしたり、あの紙質が恋しくなったら駅の売店やコンビニで購入したり、たまのご褒美にもなっています。

新聞が無かったら、読書も進まなかったかもしれません。

活字に触れていたからこそ、本を手に取ってみたり、図書館に通ってみたりできたのかもしれません。

自分の好きなものをとことん突き詰めさせてくれた新聞。

子どもの頃に比べたら読む時間は少なくなったけど、これからも私の情報収集の主要なメディアであることは変わりありません。

10月15日から1週間は秋の新聞週間。

新聞を読み始めたあの時を思い出して、スポーツ面から読んでみようかな。

今月末で終了するプロ野球も佳境に入ったみたいだし。

新聞紙を広げてあの頃の自分の気持ちに戻ってみよう。

何かヒントを探せるかもしれないから。