ラニーニャ現象と節電。今年の夏は暑いらしい。マンモスの模型から太古の昔に思いを馳せ、未来を考えるきっかけにする

学んだこと

この夏は電力不足らしい。

そのニュースを見たのは、今年初めてアイスを食べた5月の半ば。

今年はあまりお目にかかれなかった五月晴れの日でした。

冬は着込めばいいけど、夏に服で調節するのには限度があるし、どうしようかな~。

節電の夏かあ。

そのずっとずっと先の未来のことまでちょっと思いを馳せてみました。

計画停電

計画停電という言葉を知ったのは、2011年の東日本大震災。

あの出来事で日本中の原子力発電所が停止して、急激な電力不足になったことから、時間差で電気を利用しようと取り組みがなされました。

一人暮らしだった私も、震災の衝撃から、数時間停電するくらいで何か協力できるなら…と節電に努めたものでした。

あの時は、春なったばかり。

まだ朝はストーブが必要だったけれど、暖房を最小限にして、布団の中に衣服を入れて温めたり、ストーブを付けずに温かい飲み物で体を温めたりして工夫しました。

あれから11年。

我が家の子どもたちは、震災の出来事を知りません。

10年ひと昔とは言うけれど、防災の意識とライフラインの大切さは伝えていかなくてはいけないなと思っています。

マンモス

先日、地元の博物館に行ってきました。

博物館にしては小さい建物なのですが、その大きさも忘れるくらいの大きなマンモスの骨が復元され、展示されています。

マンモスは、気候変動で絶滅したとも、人間が絶滅させたともいわれています。

氷河期の中・高緯度地域に広がった広大な草原で生活していた、マンモス。

あの毛むくじゃらからすると、寒い地域で生活していたことは容易に想像がつきます。

多くのマンモスは約1万2000年前までに絶滅したそうです。

アラスカの孤島では、約5600年前まで生き残っていたようですが、気候の温暖化で、飲み水である湖の水が無くなってしまい、絶滅したといわれています。

地球の温暖化により、海面が上昇してしまい、湖が海に呑み込まれたり、海水が湖に流れ込んで、淡水が減ってしまったことがマンモスの絶滅につながったとと考えられているのだそうです。

海面上昇は、地球の温暖化が進み、氷河が溶け出して海に流れ、海水量が増すということもありますが、水温が高くなって海水の体積が膨張することも海面上昇の原因のひとつと考えられているのだそうです。

太平洋諸島のフィジーやツバルなどでは、高潮の被害が深刻で、海水が住宅や道路、田んぼや畑に入り込む被害も出ているのだそうです。

もしも、日本で海面が1m上昇すると、日本の砂浜の9割以上が消失してしまうとのこと。

更に、海抜の低い地域(例えば、東京のベイエリア)などでは浸水被害も予測されているとのこと。

今できること

ラニーニャ現象の影響で来月を中心に猛暑となりそうとの予報。

梅雨の末期には、大雨に注意ともありました。

1万2000年前に起きた地球の温暖化。

マンモスの絶滅が気候変動だったように、人間にも地球から課題を突き付けられているのかもしれません。

節電というと目先の事しか見えなくなりますが、この先のずっと先の未来も見えるように考えていきたいな、と思っています。