感謝の気持ちをもって、今からやってみる!『時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』から学んだこと。

読書感想

少し前に話題となったこの本。

『時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』(ダイヤモンド社)2019/6/19 ジェイク・ナップ(著)、ジョン・ゼラツキー(著) の読書感想文です。

何のために「MAKE TIME」するのか?

家族のため?仕事だから…?

ほかの人の人生のために自分の時間をささげていることになっていない?

「MAKE TIME」をするということは、自分自身を見つめ、自分にとって最も大切なことをする時間を作るということです。

実践方法は、4ステップ

本には、「ハイライト」「レーザー」「チューニング」という言葉を使って、モードを変換しています。

ステップ1. 
「ハイライト」を決める
ステップ2. 
 戦術を使ってハイライトに「レーザー光線のように集中」し続ける
ステップ3. 
 時間と注意力を1日中コントロールするためにエネルギーを「チャージ」する
ステップ4. 
 1日を振り返って寝る前にメモを取り、次回に向けて「チューニング」する

ハイライトを決める

「ハイライト」とは、最も自分が費やしたい時間のことです。

日によっても違うし、月によっても違います。

時間の使い方のうまい人なら、普段からTO DOリストを作って仕事や生活をしている人も多いかと思いますので、当たり前の時間術なのかもしれません。

毎日がどんどん過ぎていくような時間に乗せられている私は、自分の「ハイライト」決めることが簡単なようで難しそうです。

いろいろ考えずに自分のやりたいこと、やるべきことを書き出してみることから始め、ハイライトを決めていくのがいいのかもしれません。

自分の本能よりも強い、“無限の泉“

ステップ2では、ハイライトに集中するために、無限に時間を奪っていく“泉“をブロックしていきます。

無限の泉とは、スマホやテレビ、ゲームなどのこと。ブロックが必要な理由は、人の本能は、無限の“泉“に勝てないからです。

確かに、帰宅して何気なく付けたテレビが、寝る前までつけっぱなしになっていることは、多々あります。

この何気なくテレビを付けるという行為を工夫して、ちょっとだけ不便にするのです。

無意識にテレビを付けなければ、テレビだけがダラダラ稼働しているという状況は防げるというのです。

私自身はテレビなくてもいいかな、と思うのですが、家族がテレビ大好き人間なので、相談の必要があります。

自分のスマホ視聴時間を減らすには、アプリを消してパソコンで見るなどいい案かもしれません。

自分に出来そうなチャージ

ステップ3では、脳に良いチャージの方法の実践を教えてくれます。

たくさんの戦術を教えてくれるのですが、私は健康に良さそうなお手軽に実践できそうな4つをピックアップしました。

毎日運動する。頑張りすぎない

歩き回る

自然を体験する

気軽に瞑想する

週末の寝だめをやめる

土曜日の朝寝坊は最高のひとときですが、体内時計が狂って、睡眠負債につながり、心身の健康と集中力に悪影響を及ぼすとのことなので、やめたいと思います。

少し体を動かすとリフレッシュしますよね。

最近は陽気もいいので、5分でも10分でも外へ散歩にでも出かけてみようかな。

瞑想も仰々しくするのではなくて、椅子に座り、30秒目を閉じてみるなど、できることからやってみようかと思います。

寝る前に、感謝をする

最後のステップ4の戦術です。

子ども頃書いていた日記以来、一日の振り返りなど習慣にはなかったのですが、充実感のある毎日を送るには、少しの時間でも振り返りが必要なのですね。

夜、一日の振り返りをやってみる

ハイライトを予定に入れる

気が付いたことや工夫できそうなこと、感謝の瞬間を書き留めてみる

毎日の感謝って実感わかないですよね。

例では、今日の感謝の瞬間に「キッチンにパスタのにおいが漂ったとき」とありました。

えっ!そんなことで感謝するの?

私なら気が付かず、サーっと通り過ぎてしまうかもと思いました。

私の場合、小さな感謝を見つけることから始まりそうです…。

感謝の気持ちをもって、今からやってみる!

著者はgoogleとyoutube出身の2人です。

彼らが考える、「MAKE TIME」を阻害する要因は、多忙中毒とスマホやテレビなど、無限に時間を奪ってくる”泉”です。

この2つの要因が生活の中でのデフォルト(初期設定)となっているため、意志力や生産性を高めるだけでは難しいというのです。

便利なツールを作って世の中を楽しませてくれる会社に在籍していた著者が、アナログな実践を重ねて著書にまとめたこの本は、とても面白いです。

すべてを実践する必要もなく、変更も可能、という点もゆるくていいですね。

もともとが洋書なので横書きなど読み慣れない部分もありますが、1ページ当たりの文字数も少なく、たくさんの実例、どれも簡単な戦術を記してくれているので、スイスイ読めます。

最後の章のタイトルに“いつかを今日にする”とあるのですが、林修先生の“いつやるか、今でしょ”に似ているなと思いました。

うまくいっている人はどんどん挑戦して、新しい成功体験を得ているんだなあと感心させられます。

感謝の気持ちをもって、今からやってみる!この一歩が大事ですね。