春の嵐を耐え忍んだ、二回り位の周回遅れのお花見。多様化ってこんな感じかな。

暮らし

先日の暴風雨はたいそうな勢いでした。

いつもの散歩道である花たちは、春の嵐に耐えた花もあれば、落ちてしまった花もあります。

蕾の花も満開の花も散ってしまった花もそれぞれがきれいに見えるから素敵なものです。

各々異なる輝き方。人間も同じなのかもしれませんね。

春の嵐

風神と雷神が一緒に来たような凄まじい暴風雨だった先日。

あまりの雨風に季節外れの台風かと思い違うほどでした。

窓に打ち付けられた雨は、粒にはならず、ビシャビシャに。

まるで滝のようでした。

外に置いてあるバイクや自転車が吹き飛ばされないか心配になり、ドアを開けようとしたもの、風圧で全く扉があかないという事態が発生。

風雨の威力は莫大なものでした。

花たちの行方

見ごろを超えて、もう間もなく新緑となりそうなボタンの花は見事に散ってしまいました。

蕾だったツツジは何とか持ちこたえ、花の咲いたツツジも元気を保っています。

鉢に植えられたパンジーも元気そう。

低い位置だったからですかね?

これから盛りを迎える花たちは耐えられたものの、散り際の花たちは持ちこたえることが出来なかった様子。

暴風雨は季節を前に進める役割を持っているのかもしれませんね。

二回り位の周回遅れ

花が咲き終わってから、葉桜となり若葉が出始めた頃から新緑で覆われるまで、あっという間。

そんなに時間がかからないんだよね、と思いながら桜のトンネルを通っていたときのこと、幹から分かれた小さな小さな枝から、花が咲いていました。

幹から飛び出した形で、風が吹いたら落ちてしまいそうな花。

桜の幹から生えるように咲いていたので、間違いなく桜です。

桜の花、もう終わったかと思っていたけど、今が旬なんだね。

君たちにとっては、これからが満開。

春の嵐も耐え忍んで、晴れの舞台まであと少し。

見つけた私が、お花見するわよ。

小さな花の塊に、驚きと感動。

桜のほとんどは新緑の時期となっているので、二回り位遅いお花見です。

自然も早い遅いがあるんですね。

早さなんて気にしなくてもいいんだね、と小さな桜を見て思います。

花の咲き方だって人それぞれ。

人間だって、輝き方は一様ではありません。

異なる咲き方、輝き方があるから楽しみも多様化するんだろうな。

多様化が叫ばれる世の中で、あまり自分にとってはピンと来ていませんでしたが、桜の花をみていると、もうしかしてこういうことなのかなと思いました。