上へ上へ。テントウムシはお日様の光を求める。療養中の身に外に出る勇気をくれる勇気をくれるすごい奴

暮らし

ここ数日は、春と冬が行ったり来たりの気温。

雨が降って寒いなと思ったら、夏を思わせるような暑さになったり。

さすがに体に堪えますね。

てんとうむし

晴れた隙間に洗濯物を干そうと外に出ると、テントウムシの姿がいました。

昆虫たちも成虫となって野原で過ごす季節になっていました。

人間よりも小さな体の昆虫は、この寒暖差は大丈夫なのだろうか?

赤色に黒の斑点のテントウムシを見ながら心配に思いました。

昔見た図鑑の中で、昆虫が卵を何百と散乱するのは、生存率を上げるためと書いてあったけ。

人間と違って、卵からさなぎや成虫になるまで親の力を借りずにに自力で、時には運も味方につけて成虫なることも考えると、人間よりもずっと過酷な世界なんだよなと思います。

成虫になっても他の動物に踏まれてしまったり、食べられてしまうこともあるだろうし。

様々な脅威を生き抜いている昆虫たちなら、この位の寒暖差はへっちゃらなのかもしれません。

上へ上へ

テントウムシって、漢字で書くと天道虫と書きます。

お日様である、お天道様の字を使うのはどうしてかというと、テントウムシには太陽がある上へ登ろうとするから。

テントウムシには、光のある方向に進んでいく習性があります。

昼間に活動するテントウムシは、お天道様のある上へ登っていくのです。

地面を歩いているテントウムシを木の棒に乗せて棒を立てると、棒の先の方に登っていきます。

このことを我が子たちに見せたら、大喜び。

ブログの写真用に、撮ろうとしたら、テントウムシさんが恥ずかしがっちゃって飛んで行ってしまいました…

ちなみに、夜間にテントウムシにライトを当ててみると、ライトの光の方に進んでくるのだそうです。

春は楽しい

春は野原に草花が咲き乱れ、生き物たちが元気に活動を始める季節。

人間も出会いや別れ、新しいチャレンジ等、たくさんの経験が出来る季節。

テントウムシのように上を向いてばかりだと、疲れてしまうけれど、時には足元や横っちょにある小さな世界を垣間見ながら、ちょっとずつ前に進むのがいいのかも。

極度に恐れることなく、春という季節に身を任せて大いに楽しんでみたいものですね。

まずは、季節替わりの気管支炎を何とかして、私も外に出る準備を進めていきたいです。