同じ汗をかくにしても、お風呂やサウナでかく汗と真夏の日中の汗はわけが違います。
昨年の流行語になった「ととのう」という言葉。
サウナで発汗して、気分爽快になった状態をさすのだそうです。サウナの愛好者のことをサウナーなどとも呼ばれるらしく、サウナブームなんだとか。
いい汗をかいて元気に夏を乗り切りたいものです。
人間だけの特権
暑い日が続きます。湿気のおまけつきで、なんとなく汗で全身がベトつく感じ。
身近な動物で、人間のように全身に汗をかく動物は、珍しいそうです。
体毛に覆われた、犬や猫は、足の裏に汗をかく程度。
汗っかきと呼ばれる馬も、気温の変化だけでは汗はかかないのだそうです。
今時期の汗は爽快な汗も不快な汗もありますが、いずれにしても、動物界では人間だけの珍しい状態。
人間は動物界一の汗っかきなのだそうです。
体温調節のため
じっとしている状態でかく汗は、運動をすることによってかく汗とは異なるような気がします。
いい汗と悪い汗はやっぱりあるようで、サラサラとした小粒の汗はいい汗で、ベタベタした汗は悪い汗なのだとか。
汗の成分は、水分と塩分らしく、ベトベトの原因は、塩分が濃すぎるため。
汗が出る役割は、体温が上がってしまった状態から適切な温度に体温を下げるためなので、かいた汗が皮膚から蒸発することで効果が初めて出るということなのだそうです。
つまり、ベトベトの汗は蒸発しにくいので体温調節がしにくく「悪い汗」
悪い汗をたくさんかいてしまうと、疲れてしまうだけとなります。
風邪をひいたり、部屋の中で熱中症になりそうな状況の時の汗の感じです。
爽快感を求めて
運動やサウナでかく汗は、気分もスッキリしますよね。
サラサラとしたいい汗は、心筋梗塞や認知症の予防にも効果が期待できるのだそうです。
汗をかくことで普段得られないような心地よい状態になれますものね。
サウナの〆は水風呂と話すのは、サウナ好きの友人。
私自身は、この〆だけはまだ慣れません。
お風呂やサウナに入った後は、かけ湯をして自然の風に吹かれるのが気に入っています。
そういえば、散歩の後も木陰で風に吹かれながら飲み物を飲む瞬間というのは、何とも言えない幸福感を味わえます。
サウナーの方々のととった状態ってこんな感じなのかな。
まだまだ暑い夏は続きます。
人間だけの特権である全身からの汗。
ぜひとも、いい汗をかいて気分爽快で乗り切りたいものですね。