モノと向き合うことは自分と向き合うこと。目標は年末の大掃除からの解放

暮らし

過ごしやすい季節になって、生活が捗るような気がしてきました。

秋の空は高いので、晴れた日には洗濯ものが青空に向かって羽ばたいています。

夏の空は、洗濯物もすぐ乾くし、夕立が近くなると出てくる積乱雲や真っ赤な夕日は変化が多くて大好きですが、トンボや鳥たちも元気に飛び回っている秋の空も大好きです。

そろそろ冬への備えも考えなくてはいけませんね。

家の定期的なリセットをしなくちゃと思っています。

片づけと断捨離

片づけって、カタを付けるという意味なんだとか。

なんだか怖いイメージです。

辞書では、争いごとなどについて解決を図ることとありました。

物にカタを付けること、すなわち手放すの?置いておくの?どっちという半か丁かということなんですね。

断捨離ってどんどん物を捨てていくイメージがあるのですが、ものを手放していく過程で不安にならないのかなと思うこともあります。

そういう雑念を振り払うことの実践が断捨離なのかもしれません。

なんだか宗教っぽい

断捨離のそれぞれの文字には「断」は断行、「捨」は捨行、「離」は離行なんだとか。

断捨離とは

断:新たに手に入りそうないらないものを断ること

捨:家にずっとあるいらないものを捨てること

離:物への執着から離れること

仏教でいうところの「行」なんですね。

「行」とは悟りに到達するための修行。

お寺の和尚さんが毎日の生活の中で行っている「行」「悟り」をひらくため。

「悟り」は辞書で引くと迷いの世界から抜け出すことなんだそうです。

ずっと悩んでいたことを時間ではなく自分の力で考え抜いて乗り切った時には、晴れやかな気持ちになりますね。

この感覚が「悟り」というのかもしれません。

断捨離って考え方なんだと思う

仏教の言葉でもある、断捨離はまさに宗教っぽいのですが、考え方なんだと思います。

家にモノがたくさんあるのは不安がため込んでいるからとか、汚部屋は心の乱れというと、占い師に自分の心を見透かされているような気がして心穏やかではないです。

確かに、要るものと要らないものを区別できないあいまいなものが増えているのは事実だし、汚部屋だと探す時間が増えたりして心を買い乱す原因ともなりかねません。

だから、要るもの、要らないもの、どちらともいえないものと3分類にしたときに、“どちらともいえない”の分類が少ないほど、物事に対しても決断力があると言えるのは、あながち間違ってはいないと思うのです。

とりあえず買おうは簡単、とりあえず捨てようは困難

私は100円均一が大好きです。

収納にはかかせないプラスチックのケースや便利グッズはつい手に取ってしまいます。

またそんなに好きとはは言えない雑貨も100円だと買ってもいいかな~とよく考えずに買ってしまいます。

子育て中で何度もお店に足を運べないことも一因ですが、迷ったらとりあえず買おうとなっているのが現状。

お店で見た時はコレいいなと思ったのに、自宅で使ってみようとしたらサイズが合わなかったなんてことは一度や二度ではありません。

とりあえず買ったものは、せっかく買ったものだから何かに使えないかなと置き換わってしまうのです。

だから、とりあえず買おうは簡単だけど、とりあえず捨てようは困難なのです。

大好きな100円ショップだけど、その場の雰囲気で買ってしまうとモノを活かすことができません。

本当に欲しいものなのかどうなのか胸に手を当てて、例えば収納箱などはあらかじめ採寸するなどしたうえで、購入したいものです。

年末の大掃除をしないことが目標

ゴールデンウイークやシルバーウィークなどのまとまった休みや年末の大掃除には家を片づけよう、きれいにしようという気持ちが湧いてきます。

実際にきれいになると澄んだ気持ちになります。

きれいな状態をキープするのは難しいです。

特に子どもと一緒の生活では、一瞬で部屋が散らかります。

一時的に散らかっても、モノの住所が決まっていれば、汚部屋にはならないはず。

そして、子どもたちも片づけしやすくなるかも。

家にもモノの適正量があるのだと思います。

まとまった休みにダーっと断捨離や家のリセットをすることは悪いことではありません。

キレイな状態、居心地の良い空間を保つために、要らないものの判断ついつい買わないこと、ずっと使っていないものを手放すことを毎日の生活の中で実践できれば、大掛かりな年末の大掃除もなくすことができるかもしれません。

家族が家にいると落ち着くと言ってもらえるように、日々の生活から穏やかな空間を作っていきたいものです。