我が家の食生活に欠かせない牛乳は、実は季節によって味が変わります。
夏の暑い時期の季節は、脂肪分が少なめなんだそう。
そういえば、お風呂上りに飲む牛乳はさっぱりとした口当たりでグイグイ飲めました。
一年を通してみると、我が家の牛乳の消費量は夏が一番多いかも。
牛さんたちも夏バテする
脂肪分が少なめになる原因は、牛さんが暑さに弱いから。
いつもモクモクと食べているイメージの牛さんたちも夏は暑くて食欲が落ちてしまうのだそうです。
そして、暑いから水をたくさん飲むので、お乳(生乳)が薄まるのだそうです。
考えてみると、乳牛には感謝ですね。
だって、お乳(生乳)って赤ちゃんを出産しないと出ないじゃないですか!
だから、乳牛はすべてメス牛。
本来ならば、赤ちゃん牛に与えるお乳(生乳)を私たちが頂いているのです。
母親目線で考えると少し複雑ですが、感謝してありがたく、いただきましょう。
貧血と私と黒いもの
私と貧血はもはや切りたくても切れない長い関係…。
高校生の時から貧血の指摘を受けてきました。
母が南部鉄器を買ってフライパンで調理してくれたり、鉄瓶を買って白湯を沸かしてくれましたたり、ヒジキなど黒い料理もたくさん食べさせられましたが、鉄剤を切らすとすぐに低下してしまうことが珍しくありませんでした。
今も続けている通院でも原因はよくわかっていませんが、体質や生理など関係しているのではと言われています。
ホルモンなんですかねぇ。
牛さんの夏バテの話を聞いて、自分も授乳中は産後の影響もあって寝不足で、とにかく体が重かったです。
そして貧血でした。
ついでに今でも貧血気味です。
なんだか同士のような気持ちが芽生えてきました。
牛さんたちもどうぞご無理せずに。
食欲の秋は冬への防衛策
暑さがひと段落したら、牛さんたちの食欲もマシマシに復活します。
牧草などのエサをモリモリ食べて寒い冬に備えます。
私たちは、温かい住まいや衣服があって忘れがちですが、秋にエサをたくさん食べて、冬の寒さに耐えられるように脂肪を蓄えたりするのは、動物特有の冬の乗り越え方ですね。
食欲の秋は、人間も自然界の冬を生き抜くための原始的な防衛策。
本能的に食べてしまうアナタ、たまには自分も許してあげましょう(笑)
ところで食欲が復活してモリモリ食べている牛さん。
夏の間は水をたくさん飲んでお乳(生乳)が薄まって脂肪分が少なくなっていましたが、秋を迎え、食事量が増えたおかげで脂肪分が増してきました。
脂肪分が増えるとコクが増します。
ホットミルクにしたり、シチューに使ったり、私たちも牛乳の脂肪分が増えたことを知っていたかのようにコクのある飲み方、食べ方をしていたんですね。
ちなみに、このような味の変化を感じられるのは「成分無調整牛乳」だけです。
これからますます、おいしくなる牛乳をはじめ、柿や栗などの木の実もそろそろ。
本格的な食欲の秋には、原始時代にタイムスリップした気持ちでありがたく、自然の恵みを頂きましょう!