いつの間にか夏が過ぎ去り。
秋になってしまったのかな。
夜明け前の冷え込みと日の出の朝露をみて季節が変わったことを実感しました。
二十四節気では白露。
白い露の感じのように、葉先に滴る朝露。
朝日にあたると光って、キラキラと宝石のように輝くからとても幻想的なんです。
秋の楽しみここにもありました。
白露の季節
二十四節気。
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた季節のこと。
節とか節句とか呼ばれることもあり、桃の節句とか端午の節句など、なじみ深い名称の節句もありますね。
今の時期は、白露。
今年は9月8日から9月22日までです。
私が朝感じたように、暑かった夏が通り過ぎ、秋の気配がグッと深まる時期。
残暑が過ぎ、初秋から中秋となる時期ともいえます。
奇数が並ぶと縁起がいい?
五節句は、昔から食べ物を神様にお供えする行事となっています。
3月3日の桃の節句には、菱餅や甘酒。
5月5日の端午の節句では、柏餅やちまき。
7月7日の七夕の節句には、索餅(さくべい)という、かりんとうのようなもの。またはそうめんなど長い食品をお供えします。
では、9月9日は?
元々、節句は中国から伝わってきたもの。
中国では、奇数が縁起の良い数字と考えられていて、中でも一桁の数字の中で一番大きな奇数である9は大変縁起の良い数字とされてきました。
中国の日とは9月9日の日のことを重陽の節句として、小高い山に登り、菊酒を飲んでお祝いをしていたということです。
山に登るというのは、ハイキングのようなものかもしれません。
秋は行楽のシーズンですし、運動の秋でもあります。
そういう秋の楽しみ方も、元をたどれば、中国から伝来したものから派生したのかもしれません。
食を楽しむ
重陽の節句。
日本ではあまりなじみがありませんが、中国では、五節句の中でとても重要な記念日として祝われているのだそうです。
菊酒に使われる菊の花には、長生きの効能があると考えられているとのこと。
そのため、重陽の節句のまたの名を菊の節句とも呼ばれるのだとか。
過ぎてしまいましたが、9月9日は、縁起の良い日でハイキングを楽しみながら、健康長寿を祝う日、祈念する日なのでしょうね。
ところで、またまた過ぎてしまいましたが、カレンダーを見てみると、9月10日は十五夜。
どうやら、初秋は、9月10日から中秋となるようです。
旧暦の8月15日にあたる日が十五夜。
中秋の名月とも呼ばれたりしますね。
実は、今年の9月10日は満月だったんです…
うっかり、お月見を忘れてしまいました。
お団子や里芋を食べるのも中秋の名月の楽しみ。
十六夜も過ぎた今日は十七夜。
十五夜から十七夜までに月に祈ると願いが叶うのだそうです。
お月様にお供えをしつつ、旬の楽しむのには間に合いそうです。
秋の夜長の楽しみ。また一つ行事を楽しめそうです。