人間にとって必要なもの。空気。水。
梅雨明けからの猛暑に、私の周りは空気も水も温まっちゃった感じで、人工物で冷やすしかない状態に。
自然の涼を求めて散策してきました。
なかなか大変でしたが、心地よい風と疲労感がたまりません。
最後に出会った夕日すら、明日に希望を見出してしまいました。
打ち水
早朝、梅雨時期までは、庭の花や野菜たちにお水を与えていました。
ゆっくり上げて、しばらくすると、花や葉っぱがみるみる元気になるようで、与えてしばらくしてからマジマジ見るのが好きです。
梅雨明けからは、日の出から力強い陽射し。
花の水やりの他に、打ち水もするようになりました。
コンクリートであっても、水が行き渡ると、まるで養分を吸い取るかのようにコンクリートでもイキイキと見えるから不思議なものです。
打ち水後に、そよ風が吹いてきたら最高。
窓を開けて、風が家の中の舞い込んできてくれます。
風は涼を運ぶ使者。
花や野菜への水やりは、夕方に変更しました。
朝に水をあげてしまうと、日中の暑さにやられて、土がより熱くなるような気がしたから。
朝は、庭先にだけ打ち水をすることにしています。
涼を求めて
連日の30度越え。
北国育ちの私が幼かったころ。
最高気温が30度を超えるとなると大騒ぎ。
「今日は30度超えるんだってさ」なんてはしゃいでいたっけ。
それが、関東の内陸部じゃ40℃だもの。
びっくりしちゃうよね。
地球環境の変化の速度が年々増しているような気がします。
エアコンがそんなに好きではない私は、涼を求めて小高い山に登ってみました。
山に登るといっても、子どもたちを連れていけるような山。
車で行ける山です。
駐車場から少しだけ歩くような登山とは言えない山。
1000mを超えるところまで車で行けるのは嬉しいこと。
車で行っても、山の景色の変化は美しく興味深いですよね。
いつの日か、自分の体力をつけて、子どもたちが大きくなったら一緒に登山してみたいものです。
山頂付近の駐車場に車を止めると、地上では感じられないような風が吹いてきました。
帽子が飛ばされないように、しっかりと固定して、数百m先の展望台まで歩きます。
力強い風。
「よく来たね、よく来たね」と風から言われているみたい。
ようやく展望台までたどり着きました。
穏やかなる日
展望台といっても、木の椅子とテーブルがあるだけの小休憩所。
日暮れまで、風に吹かれながら持参した飲み物を飲んで過ごしました。
日の入りの頃。
雲から少しだけ、太陽が顔を覗かせてくれました。
その力強い陽射しは、「また明日ね」とあいさつしてくれているかのようです。
「もう暗くなるから早く帰りな。明かりは少し残しておくから」
そう言い残して、はるか彼方へ沈んでいきました。
道中に買った天然水を一口含むと、水の優しさが体に染み渡しました。
穏やかだな。
明日も頑張れそうだな。
夕日には神々しさも感じました。
今日も素晴らしい景色に出会えてよかった。
水の力、空気の力、日の力。自然の力は偉大ですね。
涼を求めて登った山には、心地よい自然の風と希望に満ちた明日がありました。