3歳児健診どんなことをするのかな。
自治体からお手紙が届いて、内容に不安を感じる方もいるかもしれません。
このページでは、集団で行う3歳児健診について流れやちょっとしたアドバイスなどをお伝えします。
3歳児健診って?
3歳児健診は、母子保健法に定められている市町村が行わなければならない義務です。
法律で定められているため、法定健診と言います。
ちなみに、1歳6か月健診も法定健診です。
3歳を超えて4歳になる月までに全員が健診を受けます。
お金はかかりません。
どこで受けるの?
お住いの市町村からお手紙が届きます。
市町村の保健センターなどで行う集団検診と、地域の小児科などで行う個別健診があります。
お手紙の内容を確認してみましょう。
集団検診はほぼ平日です
市町村からのお手紙をみるとわかるのですが、受けられる日時はほぼ平日の昼間です。
私の住んでいる自治体はすべて平日でした。
働いているお父さん、お母さんは日時の調整が必要になりますので、ご注意ください。
家庭で検査する項目があります
市町村から届いた用紙を確認すると、問診票、尿検査!!、視力検査、聴力検査の用紙があります。
まず、問診票を書きましょう。
オムツが取れていない方は、書類を見てフリーズしてしまうかもしれませんが、大丈夫!
チャレンジしてみましょう。
はじめての尿検査
はじめて尿検査をする方多いと思います。
お父さん、お母さんも採れるかなって不安だと思います。
それ以上に普段オムツで排泄をしている子どもたちは、突然「おしっこ出して」と言われて困るのだと思います。
子どもも大人も「おしっこ、おしっこ…」と思うとなかなか出ません。
まず、リラックスすることだと思います。
我が家は朝起きてすぐ、いつも飲んでいるお茶を持ってお風呂でチャレンジしてみました。
まず、「喉乾いてない?」と言ってお茶を少し飲んでもらい、おむつを脱がしてお話しします。
しばらくして、カランのお水を体にかからないように出したり、「シー」と言ってみたりします。
するとチョロチョロとおしっこが出てきました。
朝起きてすぐおしっこをする子が多いそうなので、ぜひチャレンジしてみてください。
出来たら、「おしっこ出たね~」とほめてあげましょう。
採尿できたら、こぼさないように容器に入れましょう。
聴力検査をやってみよう
市町村から届いた用紙に動物やものの絵が6つ描いてあります。
子どもに絵を渡し、大人が1mくらい離れて「犬はどーれだ」と問題を出し、子どもに絵を指さしてもらう検査です。
テーブルなどで向かい合わせに座るとちょうどいいです。
はじめは普通の声で練習してみて、その後ささやき声でやってみましょう。
視力検査をやってみよう
市町村から届いた用紙に1つの指標が書いてある物を使います。
Cのマークの自治体もあれば車などの絵のところもあるようです。
<用意するもの>
・ティッシュペーパー
・マスキングテープや絆創膏
4つ折りにしたティッシュを使って片目を隠します。
まず届いた用紙を切り離して、「同じようにやってみよう」と声を掛けます。
この時点で、子どもは理解できず、「わかんない」というかもしれませんが、一緒にやると面白がって絵合わせしてくれます。
慣れてきたら、子どもと大人が2.5m離れます。
Cのマークや絵の指標は、2.5mの距離で見えたら視力が0.5となるように計算して作成されています。
先ほどと同じように絵合わせをやってみましょう。
健診当日の流れ
①書類と母子手帳、採尿の提出
②問診
③身体測定
④医科健診
⑤歯科検診
⑥最終確認
⑦個別相談(ない方もいます)
①受付で書類などを提出しましょう。
②問診
問診は保健師さんと問診票を元にお話が進められていきます。
食事や排泄、階段を昇れるかなどの日常生活についてと大きな病気の経験の有無、目や耳で気になるところはないか、予防接種の進み具合など体についてのお話があります。
途中で「お名前なんですか?」「何歳ですか?」など子どもと簡単なお話しがあります。
構えずお話してみましょう。
③身体測定
身体測定では、オムツ(パンツ)一枚になり、身長と体重、頭位などを図ります。
保健師さんたちは手慣れているので、お任せしましょう。
④⑤医科健診、歯科検診
医科健診は小児科の先生がお胸の音を聞いたり、「お名前なんですか?」「何歳ですか?」などの簡単なお話もあります。
男の子は性器の確認もあります。
歯科検診では、虫歯チェックがあります。
タオルを用意する自治体もあるようですので、持ち物をチェックしてみましょう。
⑥最終確認
身体測定の結果を母子手帳に書いてくれたり、医科や歯科の結果を教えてくれます。
ここで、心配事がある方や専門家のお話を聞いてみたいとか、あれば個別相談をします。
おわりに
自治体にもよると思いますが、集団検診は40~60分くらいでしょうか。
個別相談される方は、もう少し時間を見積もった方がよいかもしれません。
3歳だと、子どもが走り回ったり、逃げちゃったり、いつもと違う雰囲気に泣いてしまうこともあるかもしれませんが、大丈夫です。
大人以上に子どもが不安なのだと思います。
健診をしてくれる保健師さんたちは、プロなので騒いじゃっても大丈夫です。
肩の力を抜いて、受けてみましょう。
保健師さんをはじめとする自治体の方々は、子どもや大人の味方です。
大人の方は子どもが「発達に問題がないかチェックされる」と構えてしまいがちです。
自治体の方々は、すべての子どもが身体的、精神的、社会的に最適な成長や発達を遂げることを助けることを第一に考えています。
みんなと違って大丈夫です。
もしも、心配なことがあれば、どんどん話して、聞いてもらいましょう。
保健師さんたちは、子育ての引き出しがたくさんあります。
気負わず、気楽に健診を受けてみましょう。