七十二候では鷹乃学習。
鷹の子が飛ぶ技を覚え、巣立ちを迎える頃。
獲物をとらえ一人前になっていきます。
自然の中に生きてきた昔の人は、季節をよく観察して、四季をよく捉えていたのでしょうね。
北海道で市街地にクマが出没しているニュースを耳にしました。
去年の秋の実りが少なかったのか、街に出た方が食料に困らないと感じたのか、クマのニュースが珍しくないほど。
熊の活発な時期っていつ
クマの行動が活発になる時期は、春から秋にかけてです。
熊は冬眠しますから、起きている間は、要注意ということです。
大きな体を維持するのに、お腹もすくし食べるのに必死。
秋の実りの時期は、冬眠に備えて食料を求めて特に活発化するといわれています。
レジャーシーズンにご注意
夏は海派ですか?山派ですか?
私は断然、山派です。
山と言っても登山ではなく、広い空と時に現れるモクモクの入道雲と照り付けるような日差しを遮る木陰が好きです。
森林浴をすると、水分もよく飲めるようになるし、歩いた後のご飯もおいしいです。
自宅にこもると水分は意図的に取らないと不足がちになるので、外に出て森を歩くことは、健康的です。
森からマイナスイオンをいただいて、身体がリフレッシュできるというのは実感としてあります。
私が好きな環境は、クマも大好き。
最近の社会情勢から、人込みを避け自然の中に入っていくと、うっかり遭遇してしまうかも。
人間のレジャーシーズンはクマのハイシーズンなのです。
クマに人間の存在を知らせる
備えあれば憂いなし。
以前エコツーリズムに参加した時に、ガイドさんから「クマは本来、臆病な生き物なんですよ」と教えてもらいました。
クマと遭遇してクマが人を襲ってくるのは、不意に遭遇したクマが驚いて襲ってしまうというのです。
また、母グマと子グマが一緒だと、母性本能から防衛反応を示し、より攻撃的なるそうです。
まずは、クマをびっくりさせないことが身を守るための一歩です。
自分ができる防護策
クマに出会わないこと。
きっとクマも人間には会いたくないと思っているハズ。
臆病なクマに、自分の存在を知らせることが第一歩。
祖父が山間の畑で農作業しているときに、乗ってい行った軽トラックのラジオをガンガンに鳴らしていたり、荷台でラジカセを響かせていたりしたのを目にした幼少期の私は、「なんで聞いていないのに、ラジオ流すのだろう」と思っていました。
祖父なりのクマ対策だったのだと今になって気が付きました。
クマを見かけたら
出会い頭に遭遇することは滅多にないと信じたいですが、もしも遭遇したら、逃げるしかありません。
意外にもクマは足が速いので、自分がロックオンされてしまったら、なすすべがないと思うので、静かに祈りながら立ち去るしかないのです。
遠巻きに見かけた場合には、警察(110番)に連絡です。
自治体によっては環境課などでクマ情報や対策をしてくれるところがあります。
人間との共存は可能?
本州はツキノワグマですが、北海道はヒグマ。
もともとはヒグマも本州に存在していたそうなのですが、地球の温暖化によって変化についていけなかったことと、ツキノワグマとの競争に負けてしまったことから、本州に生息していたヒグマは絶滅したそうです。
どちらにしても、大人のクマは個体差がありますが、身長は2m近く、体重も100kg~200kg以上のものがいます。
人間の住む地域とクマの生息域がゾーニングされていた時期もあったのかもしれませんが、残念ながら、環境の変化や人間の出したゴミなどから、クマが食べ物が人間ゾーンにあると思って迷い込んでしまうことがあります。
自然に入るときには、十分な対策をして、山や森、林では、必ずゴミを持ち帰ることが、クマと人間にとって共存の一歩なのかもしれません。