歩くという行動は悩みを軽減させ、川の流れのように穏やかに時間を過ごすことが出来るような気がする

暮らし

止まない雨はない。

昔聞いた名言がありました。

いろいろ突っかかっていた若い頃の自分。

歳を重ねるごとに、体力が落ちてきたからか、「そういう人もいるよね、いろいろな人がいていいんだよね」と思うようになりました。

必要以上に考えないと、何となく心が軽くなったような気がします。

悶々とする

草薙龍瞬さんの『反応しない練習』KADOKAWA (2015/7/29)

最近読んで内容はともかく、タイトルに惹かれて何度も見返している本です。

『反応しない練習』無駄な反応はせずに、行動していこう。気持ちがスッと落ち着きます
自分というものが確立されていても、自分以外の他と比べてしまうと、つい比較してしまいがち。比較がもたらす効果があればいいのだけれど、羨望や妬みにつながってしまうと、悩みにつながるのかな。草薙龍瞬さんの『反応しない練習』を読んでみました。

人と接する仕事柄、何となく嫌な気分になることもあって、悶々とすることがありました。

いつもなら、数日引きずるのですが、この本のお陰からか、2時間程度で気分の憂さを晴らすことが出来ました。

反応してしまう自分に気が付き、それを理解したことが、気分転換を短時間で図れたことにつながったのだと思います。

自分を変えることはできいけれど、自分の上に自分でドローンでも飛ばしてみているかのように俯瞰することは、大切なのかもしれません。

時は刻まれる

6月10日は時の記念日でした。

日本で初めて時計による知らせが導入された日。

祝日になっているわけでもなく、カレンダーの隅っこに書かれていたり、いなかったりするので、忘れがちな記念日の一つ。

時が確実に刻まれていることを、自覚しないままに過ごす時間のように、今年の時の記念日もスーッと通り過ぎてしまいました(汗)

6月10日が時の記念日のきっかけになったのは、『日本書紀』。

天智天皇が671年6月10日に「漏刻」と呼ばれる水時計で時の知らせが行われたとされることからとの説があるそうです。

今の時計は電子時計もあるから、カチコチいう時計の方が珍しいかもですが、時が動いていることを確認するには、静かなところで時計の音を聴くのが実感がわくような気がします。

カチコチと留まることなく動き続ける時計の音は、早くもなく、遅くもなく感情のないままに、淡々と刻んでいます。

川の流れのように

起こっていても、笑っていても過ぎ去る時間。

どうせ過ごすなら気分良く過ごした方が良いかなぁ

のんびり構えて、川の流れに従うように過ごしてもいいかな。

なんだか、あらがわないことで、やる気がないようにも感じられますが、最近の私には、そうやってゆっくり自分の時間を楽しみたいと思うようになりました。

若い頃は、いろいろあって何日も悶々としたこともあったけど、なんかそういう時間がもったいないような気がして。

草薙瞬龍さんの『反応しない練習』を読んでから、モヤモヤするときには、散歩に出かけることにしました。

歩いてみると、頭で考えていたことが整理されたり、そんなに深く考えなくてもいいことと思ったり、他の事を考えたりいい意味で気分転換が出来ます。

あくまで個人の見解ですが、手っ取り早く歩くという行動は悩みを軽減させ、川の流れのように穏やかに時間を過ごすことが出来るような気がします。