絵本って不思議。
短いお話の中に引き込まれます。
脳裏にくっきりと映った情景は、その後の自分のものさしになったりするから絵本の力ってすごいなって思います。
家族をアシストする車をメンテナンス
車の点検に行ってきました。
住んでいる街から少し離れた街はにある車屋さんは、そこに行くだけでもプチドライブ。
高速道路でも、幹線道路も整備されているので、ペーパードライバーの私でもなんとか行ける場所です。
車の点検の予約を取ろうと思ったのは1週間くらい前。ふと、今年やっておきたいことを考えていたら、浮かんできたことでした。
お店に連絡を入れてみると、この日の夕方17時ならなんとかできますよ、というお返事でした。
年末なんですねぇ。
何でも、私と同じような考えの皆さんが、車の整備をお願いしたりされる方が多いのだとか。
特に予定も立てていなかった指定の日を二つ返事でOKして予約を取得したのでした。
車は維持にお金がかかるなぁ、と思うことは幾多もあります。
お金が厳しくなると真っ先に削りたいと思うのは車両費。
ド田舎育ちの私には、駐車料金を支払って駐車しなければならないことはいまだに、慣れないし、毎年の税金もその時が来ると、その重さを感じます。
でも、今住んでいる地域だと車は必要。
週に一度の大量の買い物に、家族の通勤に。家族のレジャーに。縁の下の力持ちとして、活躍をしてくれます。
今日だって、家族みんなを乗せてちょっと遠くの街まで連れてきてくれました。
車内は広いとは言えないけれど、限られた空間に寄せ合って、話をしたり、笑いあったり、時には喧嘩したり。小さなお家のような役割も果たしてくれます。
維持する費用も掛かるけれど、その分以上に家族の生活を盛り立ててくれる車。
メンテナンスはたまの床屋みたいなもの。
しっかりメンテナンスをお願いしなくちゃなと、久々に握るハンドルに力が入りました。
一通の手紙から始まった公園
車屋さんの指定時刻は夕方。
時間に合わせて自宅を出ても良かったのですが、せっかくなので、家族でドライブ。
簡単なお弁当を作ったので、外でご飯を食べてみようということになりました。
向かった先は、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。
埼玉県の飯能市にあります。名前にあるトーベ・ヤンソンさんは、1914年フィンランドのヘルシンキ生まれの童話作家さん。
『ムーミン』シリーズの作者さんです。
そんな、トーベ・ヤンソンさんに飯能市役所の職員の方が「ムーミンの世界を体感できる公園をつくりたい」と手紙を書いたことが始まりなのだそうです。
そしてその手紙を受け取ったトーベ・ヤンソンさんが快く了承してくれたことによって、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園は飯能市に作られることになりました。
素敵なお話ですよね。
そして、トーベ・ヤンソンさんとの話し合いの中で公園の入場料は無料にして欲しいという彼女の思いに飯能市が応える形で入場料は無料にしているとのことです。
子どもたちに自然を体感して欲しいというトーベ・ヤンソンさんと飯能市の思いが詰まった公園なんですね。
日常の中の非日常
公園の中は、キレイに整備されていて、ベビーカーでも行こうと思えば行けるし、小川に触れようと思えば触れることができます。
きのこの家では、靴を脱いで入ります。
らせん状になった階段を上ってみたり、人ひとりが入れるくらいの小さな穴があったり、我が家の子どもたちは、おうち自体を遊び場にして楽しんでしました。
森の家では、絵本の数が制限されていましたが、気の温もりを感じながら絵本を読むこともできました。
公園内には本当に危険なところだけ注意書きがありますが、子どもにもわかるように蜂のオブジェが置いてあったり、危険を知らせる工夫がされています。
名前のとおり、子どもの森。
公園という人工物かもしれないけれど、自然そのままを体感できます。
子どもたちにとって宝箱のような施設です。
無料で開放してくれて、管理をしてくれる飯能市に感謝です。
車屋さんから近くない距離に素敵な公園があるなぁ、くらいの気持ちで出かけた私は、とびっきりの笑顔を見せて石を拾ったり、小川に触れたり、おとぎ話のようなおうちの中でかくれんぼする、子どもたちを見て自分も童心に帰ったような気持ちになりました。
日常ですが、非日常ですね。
土曜日、日曜日は夕方から21時までライトアップもされているとのことでした。
夜は大人時間かな?
素敵なカフェもあって気持ちが温まります。
私たちが出かけた時は、メタコセイアの紅葉が終わりかけで、落葉した葉っぱが道に落ちてオレンジ色の明るい素敵な色に染めてくれていました。
四季を問わずに、自然を感じられ、北欧フィンランド出身のトーベ・ヤンソンさんと飯能市の温かさを感じられる公園です。
見るだけでも、触ってみても楽しめる公園、また子どもたちと訪れたい公園です。