不安な気持ちと温かく包み込んでくれた社会。奢ることなく模索は続く

子育て

ここ数年は、その場限りの出会いに救われることが多かった私。

子育て中である私にとって、世の中はメディアでいわれているほど、悪くはないし、むしろ温かく見守ってくれている感を実感しています。

新しい生活が始まって、私も子どもも新たな環境に身を置きます。

感謝の気持ちを忘れずに笑顔の多い時間が増えるよう模索は続きます。

不安な自分の気持ちと温かく包んでくれた社会

新米の母親となって数年。

慣れてきた部分もあるし、慣れないこともあります。

初めて赤ちゃんを抱っこした時には、ガラスのように壊れてしまいそうで、自分の子どもなのに肩に力が入っていました。

時節柄、外出することも遠慮して過ごしていると、滅入る気持ちもありましたが、子連れで出かけることに自信がなくて引きこもっていました。

バスを2本乗り継がなくては行き着かない市の保健センターから健診の案内が届いたときには、どうやって行こうと悩んだものでした。

バス停に行くまではベビーカーが良いけれど、バスに乗ったら、ベビーカーは畳むか、専用の椅子に括り付けなくてはなりません。

何となくバス内の迷惑にもつながるのではないかという遠慮もあって、ベビーカーでバスに乗り込むことはほとんどしませんでした。

心配しながら電車やバスに乗って出かけた時期。

公共交通機関を利用する際は、とても緊張しました。

マイナスの面ばかりが目立つ公共交通機関での移動ですが、たくさんの温かいお気持ちに触れることもできました。

見知らぬ方が、席を譲ってくださったり、声をかけてくれたり。

こういう社会状況なので、触るということはありませんでしたが、幼い子どもと外出している不安そうな母親にとっては、とてもありがたく、気の休まる瞬間でした。

迷惑かもなと思っていましたが、励まされることの多かった赤ちゃん時代。

その場でしか出会わない、まさに一期一会の方々に励まされ、背中を押され素敵な時期を過ごさせてもらったなと思っています。

自分なりの葛藤

小さく生まれた我が子たち。

いろいろな人の支援もあり、ここまで大きく元気に育つことが出来ました。

毎日一緒に過ごしていると気が付かない部分もあるのですが、本当にありがたいことです。

元気すぎて、スーパーの中では走り回るし、ダダも捏ねたりして、私を困らせてくれるのですが、これもまた成長の証。

世の中のふるまい方を少しずつ、私自身が教えていかなくてはいけないなと思っています。

我が子の年齢が少し上がりましたが、カートを持った見知らぬ方がレジの順番を変わってくれたり、スーパーの店員さんは、我が子の大好きなラムネにシールを貼ってくれたり、温かい気持ちに触れることが多々。

こんなに良くしてもらっていいのだろうか?と思うほど、地域に温かく見守ってもらっています。

そんな中で、子どものしつけもきちっと出来ていなく、地域にも貢献できていない私。

温かな気持ちに触れて感謝の気持ちでいっぱいになると同時に、不甲斐ない自分が情けないのでした。

後悔はしたくないのですが、「ああすれば、こうすれば…」と思うこともしょっちゅう。

今を生きるだけで精いっぱいだけど、私もいつか社会の役に立てるようになりたいな。

後払いになるかもですが、未払いにならないように、感謝の気持ちは持ち続けていきたいのです。

模索は続く

4月から保育園に入園した我が子。

子どもも私も新しいチャレンジの連続です。

先生やお友達との出会い。

喜怒哀楽も自宅で過ごした日々とは比較にならないかもしれません。

私自身も、仕事に復帰するということで、一日の中で母と子が初めて分かれて生活をすることになります。

どういう風にしたら、子育てと自分のやりたいことを叶えられるのか、今まで以上に模索は続きます。

人の温かさに支えられ、助けられながら、この世界で生きることの素晴らしさを教えてくれる子育て。

私にとっては、とても難しくてほとんどが適当になってしまっていますが、これからも試行錯誤しながら笑顔の多い毎日を過ごせるように努力していきたいと思います。