土の色はどんな色。土は私たちの原点かもしれない

暮らし

お絵描きに夢中になっている子どもたちの絵から土について調べてみました。

土の種類って世界に12種類あるんですって。

12種類って多いの?少ないの?

感じ方は人それぞれだと思いますが、何でも詳しく研究している人がいるんだなと感心させられます。

土の色はどんな色

子どもたちに絵を描かせたら、土を薄い薄い黒の点々。

どうしたものかと考えてみると、子どもたちが普段触っている公園のお砂場に似ている。

そうか、お砂場の砂しか土を知らなかったんだと合点しました。

世界の国の子どもたちはどうなのでしょうね。

勝手な偏見ですが、アフリカの子どもたちは赤い土を描くのかな。

アラブの子どもたちは茶色い砂漠のようなイメージ。

永久凍土のあるロシアの子どもたちは白かな。

どこの国の子どもたちもみんな最初は身の回りのモノから覚えていくから、それぞれ個性があって面白いものですよね。

畑の土

子どもの頃の私はどうだっただろう。

4歳から幼稚園に通い始めるまで自宅の畑と田んぼと山が遊び場だった私はどんな土を描いたかな。

きっと泥色だったと思う。

良い畑や田んぼの土の色は濃いこげ茶色。

近所のおじいさんが、「いい土は食べられるんだぞ」って冗談交じりに教えてくれました。

きっと、たい肥のような有機物が含まれて、適度にふんわりとして根が伸びやすい土を指したのだと思います。

土とミミズ

もう一つのいい土の条件はミミズ。

10cmくらいの太いミミズがいると良い土だと教えられました。

ミミズは。畑の有機物を食べて糞を出してくれます。

そのフンは栄養になるのだそう。

ミミズはウネウネと土の中を掘りながら移動するので、地中の中で移動しながら糞を適度にすることで自然に畑を耕していることになるのだそうです。

土の色は日本でも地域によって異なる

世界の土もそれぞれですが、日本の土も地域によってだいぶ違うようです。

私は北国育ちなので、黒色に近い濃いこげ茶色が良い土という認識。

例えば関東や南九州では、関東ローム層やシラス台地などの火山灰の影響を受けた土地もあり、サラサラとした土。

その土のおかげでサツマイモ、大豆、菜種などの有名産地となっています。

また沖縄や小笠原諸島の土は熱帯地域特有の赤土。

粒子が細かくて、乾燥するとガッチリ固まるのが特徴だそうです。

私はまだ見たことがないのですが、大雨の後に赤土が流れてサンゴと青い海に被害をもたらしてしまうニュースを見ると自然の現象とはいえ、なんとか打つ手がないものかとも思ってしまいます。

そういうわけで、様々な土。

昔の人が作った土器を見てもその土地の特徴が活かされているようで見方が変わります。

大人になると農業や園芸でもしない限り土から遠ざかってしまいがちですが、土に触れるとなんだか癒されるのは古からの人間の本能的なものなのかもしれませんね。