甘いものが恋しい季節。「禄寿応穏」を頬張りながら、穏やかな生活を願う

食べもの

甘いものが恋しくなりました。寒さゆえでしょうか。

それとも日ごろの家事からの疲れでもたまっているのでしょうか(笑)

12月のイベントと言えば、クリスマスや年越し。

クリスマスは必ずと言っていいほどケーキを食べるし、ケンタッキーじゃないけれど、チキンも食べます。

甘いのとしょっぱいのと一緒に食べるからバランスが取れて、カロリーゼロ…

にはなりませんね(笑)

緩く楽しむことについて

私が幼いころからクリスマスはありました。

当然実家の両親もケーキを買ってみんなで食べたりしていました。

ちょっと知恵がついた中学生くらいから「うちは、お墓とかあるから、仏教でしょ。クリスマスってキリストのお誕生日でキリスト教徒がお祝いする日なんだってよ」って言いこぶってみたり。

両親を困らせた思い出も。

確かに、クリスマスはキリスト教徒がキリストの誕生を祝福する日です。

私には宗教的には全くの無縁。

だけれど、宗教的にとても緩い日本という国に生まれて、みんなが迷惑をかけることなく、自宅で彩られたケーキを頬張るくらいなら、平和的で構わないんじゃないかと大人になるにつれてから勝手に心変わり。

毎年この時期には甘いケーキを頂いているのです。

多様化の時代が進むこれからは分かりませんけどね。

世界には、命をも宗教にささげてしまうほどの信者の方がいること。

宗教がもとになって争いに発展している国。正式な祝福と祈りを静かにささげている人々がいるのですから。

そういうことも学びながら、日本人のミーハーな、緩く楽しむ感覚はあってもいいのかな、と思っています。

そういうわけで、クリスマスまであと少し。

キャラクターが描いてあるケーキがいいかな。

お店のケーキはとってもかわいいんですよね。

そして、美味しい。

パティシエさん特製にしようか、自家製にしようか悩み中です。

自家製と言っても超簡単なレシピにしますけどね(笑)

今日のおめざ

お昼寝を15分ほどした後、小腹がすいたので、おめざを頂戴しました。

神奈川県は小田原にある正栄堂のモナカです。

たっぷりとねっとりあんこ!

北海道産の大納言小豆を炊き込んだ小倉あんなんだそうです。

モナカの中にはお餅も入っています。

一つ食べただけでエネルギーチャージできますね!

小田原では老舗の有名なお菓子屋さんのようで、コチラも手作り。

あんこもお餅も、優しいお気持ちもギッシリ詰まったモナカです。

禄寿応穏

小田原と言えば、戦国時代の北条氏の城下町。

この北条氏が五代に亘って公文書に使用した印判を「虎朱印」というのだそうです。

印面には「禄寿応穏」と書かれ、上部に虎が横向きに座っています。

このモナカの名前の由来となった禄寿応穏(ろくじゅおうあん)。

この意味は、禄(財産)と寿(生命)が応(まさ)に穏やかであるように

人々が平和で暮らせるように、という願いが込められているのだそうです。

いつの時代も穏やかな生活を願う気持ちに変わりはないのですね。