話を聞いてくれる人は、ほめ上手です。
無理やりほめているわけでもなく、空気のように、話をする人を話しやすいように自然に持ち上げている感じがする。
自分もそういう聞き方出来たらいいな。
相手に興味を持って話を聞いて、具体的にほめる
相手をほめるという行為は、相手をしっかりと見ていないとできません。
適当にほめると、場合によっては、相手が怪訝な気分になります。
洋服を買いに行ったお店で試着してみて、自分が納得がいかないのに、店員さんに「お似合いですよ~」と言われた感覚です。
店員さんから、具体的なアドバイスがあったり、意外な提案があると、話に引き込まれ、最終的に購入した場合には、自分に合った洋服が購入できたと、満足感が高くなるのです。
相手をしっかり見てほめるというのは、ほめ方をより具体化するということだと思うのです。
ほめ上手な人は、みたままを描写して言葉にするのが得意
ほめ上手な人は、相手のどんなところを見ているのでしょうか?
オリエンタルラジオの中田さんが相方の藤森さんを、ほめ上手だとし、その理由を「相手の身に着けているもの、色、形、数など、見たままを描写して、言葉にしている」と話していました。
見たままを言葉にするって、相手をしっかり見ないとできませんよね。
あいさつの後に一言加える。
「おはよう、あら髪切った?」も髪を切ったことに気が付いてくれた相手が喜んでくれたり、次の話がしやすくなったり話のつながりを持たせる役割になっているのです。
自由に話してもらえるような質問と、言葉以外の姿勢で相手の話を聞く
相手に気分よく話してもらうには、質問を適度にいれながら、相手の話を聞くということです。
質問には、「YES・NO」で答えられるクローズドクエスチョンと、
「どう思いますか?」など、相手が自由に回答できるオープンクエスチョンがあります。
ここでの質問というのは、自由な回答ができるオープンクエスチョンです。
相手から「YES・NO」の返答だけだと、話が途切れてしまいます。
自由に話してもらうと、話がつながりやすく、相手との共感もしやすくなると思うのです。
相手との共感は、言葉に限ったことではありません。
うなづきや相づちなどの姿勢も、相手からすると「聞いてくれているな」のメッセージになります。
コメントを控えめに、聞く姿勢を身につけたいものです。
やっぱり、言葉はキャッチボール
相手の話を適当に聞く人など、そうそういないと思うのです。
話を終えた後、「この人に聞いてもらってよかった」って感覚は、自分が聞く側に回った時に、話し手に得てほしい感覚です。
よく聞いているつもりでも、相手の話に自分勝手な審判を下して聞いたり、言葉を遮ったりせずに、相手の気持ちをいったん受け止めて、相手と同じ温度で自分も返すといったキャッチボールが必要なのだと思います。
話し手も聞き手も満足感の得られやすい会話ができると、より幸福度の高い時間が過ごせますよね。
以上、普段の何気ない会話での、ちょっとだけ気を付けてみたいことでした。