梅雨。梅の実が熟す時期に降る雨からきているそうです。
おじいちゃん、おばあちゃん子の私は、毎年この時期になると、梅仕事を手伝っていました。
一人暮らしをし始めてから、梅のことなんてすっかり忘れていたのですが、子どもと一緒に作れたら、おいしいだろうなぁと思って、梅シロップづくりを去年から始めてみました。
梅ちゃん登場
梅の実がなるのは、5月~6月。和歌山など南国でなった梅の実がスーパーの店頭に並び始めたら、地元産もそろそろ。
2月末に花をきれいな花を咲かせてくれて、おりないドライブで見に行った梅園の梅の実、おすそ分けしてもらおうかな、と産直に顔を出してみました。
すると、ありました!少し熟し気味の梅ちゃん。
我が家にある梅容器は2Lなので、1kg購入。
ヘタを取って洗います
自宅に帰ってから、梅を流水で汚れを落とします。
この状態でも、梅のいい香り。
お尻の黒いヘタの部分を爪楊枝で取ったら、再度流水で洗って、一つひとつキッチンペーパーで拭きます。
お尻の黒いヘタの部分は、すぐに取れるので、家族も面白がって手伝ってくれました。
梅に傷はつかない方がいいみたいです。
去年、少し傷がついて心配したけど、ちゃんと梅シロップになってくれたので、今年も多少の傷は目をつぶってやってみます。
このためだけにあるといってもいい、我が家のバットに洗って拭いた梅を並べて、しばし自然乾燥。梅の香りが「ぷーん」とします。
「なんだかおいしいにおいがするよ」
と手伝ってくれた家族も顔がほころびます。
梅容器に梅と砂糖を入れていきますが…。急遽、時差出勤をお願い
さぁ、お待ちかねの梅容器に梅と砂糖を入れていきます。
梅容器は、アルコールで消毒して水気を拭き取って。
果実酒や果実シロップには氷砂糖と教えてもらっていたので、氷砂糖の準備をします。
キビ砂糖でも美味しいみたいだから、来年はキビ砂糖にしてみようかな。
氷砂糖を計測しているときにふと、気が付きました。
「入んないじゃない?」
家族からの不安の一言。
「うん、たぶん入らない…。どうしよ」
慌てて、おばあちゃんに電話。
おばあちゃんから、
「梅と砂糖を入る分だけ同じ量を入れて、他は冷凍しておいて。入りそうになったら追加しても、上手くいくよ」
とのこと。
さすが、おばあちゃんの知恵。
冷凍しておくのね。
やってみるわ。
梅容器の底部に氷砂糖を敷いて、子どもに梅を入れてもらって、氷砂糖を入れてを繰り返して容器に梅と砂糖を詰めていきます。
なんとなくいい感じ。
余った分は冷凍庫で一休みしてもらって、時差出勤!
梅仕事、作るときも飲むときも楽しい
めっちゃ簡単な梅シロップづくり。
家族を巻き込むと笑ったり、香りを楽しんだり、会話が弾んで、1時間以上梅と戯れました。
梅仕事は年寄りの仕事って聞いたことがあるけど、昔のじいちゃん、ばあちゃんたちも、こうやって世間話しながら梅仕事したのかなと思いました。
桜よりも早く咲いた梅の花から、数か月でこんなに大きくなった実。
梅シロップが出来たら、実はジャムで頂こう。
夏の暑い時期にひんやりとした梅ジュース、体を元気にさせてくれるのよね。
今から楽しみにしているわ!おいしくなってね。