初めての美術館。ドキドキしたけど気分が上がりました

子育て

部屋を掃除をしていて見つけた本や、ネットサーフィンしていて思い出した音楽を聞くと、気分転換になります。気分転換以上に、ドハマりすることも多いので、注意が必要なのですが…

突然の制限付き隔離指令?

日曜日の午後、家族から、「オンラインの仕事があるから部屋に引きこもりたい」との要望。

制限時間は2時間30分。

いいよ~とは言ったものの、さてさてこのご時世、どこに行こうか。

まず先に思い立ったのが、別室で遊ぶ。

想像するまでもなく、無理です。

パソコンに興味を持ったお方が、画面を近くでじっと見たり、触ってスクロールしようとしたり、キーボードをポチポチしたり何が起こるか分かりません。

パソコンが付いているだけで、いつもよりも早歩きでやってくるような気がします。

別室で夢中になる遊びをしていたとしても、2時間30分も集中できるかわからない…

思い切って、外出

外出するって言っても、どこに行こう。

スーパー?

日曜日で人が多そうだな。

イオンモール?

子どもは楽しいかもだけど、人が多そうだし、何も買うものないのに行くのも億劫。

いつもの公園?

2時間30分もいられないかも。

私の引き出しがなさすぎるのですが、子連れで迷惑かけずに、外出できるところって難しいです。

そうだ、美術館に行こう

そんなとき、ふとウォールポケットを見ると、前にもらった美術館の割引チケット。

「子連れOKだよ」と聞いていたものでした。

美術館かあ…

ハードル高いでしょ。

しかも私、美術館に最後に行ったの思い出せないくらい、昔。

学生の時以来じゃない?

ん?

でも待てよ。

この美術館に公共交通機関で行ったら、ちょうどいい時間かも。

ヨシ!行ってみよう!

きっかけは、美術館ではなく、そこまでの道のりを楽しむ目的でした。

バスに乗ってGO

バスに乗るのも久しぶりです。

バス好きのわが子が、バス停に近づいてくるバスを見て大興奮!

バスに乗ってしまうとすぐに降車ボタンを押したがるので、興奮はわずかな時間です。

バスを見て、乗りこんで、座る動作でこんなに喜んでくれると、こちらも嬉しくなります。

目的地のバス停まで30分ほど。

長くもなく短くもない乗車時間をバスからの車窓で楽しみます。

バスを降りた後、バスに手を振って、美術館に歩いていきます。

美術館のオーラに包まれる

美術館が近づくにつれ、美術館の放つオーラが、つながる道まで漂っているような、異空間を感じました。

外観もスタイリッシュで、素敵なのですが、ちょっと不安が湧いてきます。

本当に、子連れで大丈夫なのだろうか?

受付の方の確認すると…。

笑顔で「大丈夫ですよ、ゆっくり見ていって下さいね」と言われました。

ドキドキしながら入館。

閉館時間1時間30分前ということもあり、多くの人は鑑賞後のようで、一安心。

私たちは順路に沿って見てみました。

浮世絵ってジブリみたいで素敵

訪問した美術館では川瀬巴水展をやっていました。

もちろん、お名前も、作品も初見です。

浮世絵なのですが、浮世絵って難しそうじゃないですか。

それが、ジブリの世界ようで、とても引き込まれました。

戦前のものが多いのですが、見ていて飽きないです。

美術館のひんやりとした異様な空気に、子どもは引き込まれたようで、初めはギュッと手をつないで、ジッと見ていましたが、子どもにも、わかりやすい絵なので、「あっ橋だね、きれいだね」などと楽しんでくれました。

しかも、作品は写真撮影OKでしたので、鑑賞している皆さんの中には、スマートフォンで撮影される方もいました。

彫刻のコーナーでは、私にはよくわからない作品でも、子どもの方が「人が座っているように見えるよ」と想像して教えてくれるので、私よりアート感覚がありそうでした。

あっという間の2時間30分。

バスでの移動も、初めての美術館も、制限時間を大幅にオーバーして楽しむことができました。

人間の五感ってすごいですよね。

今回は川瀬巴水さんの浮世絵でしたが、音楽を聞いた時のように、すごく気分が上がりました。

素敵な作品を鑑賞させてくれてありがとうございます。