離乳食が始まって早数カ月。
ベビーフードにも頼りながらなんとか毎日食べさせてきました。
もともと料理が得意なわけではなく、レシピサイトを見たり、本を買ってみたりしてみました。
もともとの性格がズボラなので、子どもたちの食事よりも自分の睡眠に時間をかけてしまうダメ親です。
嫌いないものはなかったはず。
私が離乳食を始めたのは6か月に入ってからでした。
出生時に小さく生まれたので、体重が標準よりも全然少なかったことから判断しました。
保健師さんには5カ月過ぎたころから「離乳食初めてもいいかもよ」と言われていましたが、食事に対して興味も持っていないようだったし、本当に何となくですが親の勘みたいなのもあって、時期を遅らせました。
初めて乳児用スプーンで10倍粥を口に入れた時は驚いたようで、スプーンを押し出してしまっていましたが、徐々に慣れてきて、野菜も果物も食べられる子に育っていると勘違いしてしまっていました。
自分のペースに合わせていたはず
離乳食のステージは、離乳食始めたてのゴックン期、口を動かして食べるモグモグ期、カミカミ期、パクパク期と進むのですが、我が家では結構すんなりパクパク期まで移行できたような気がします。
両親と一緒に食べたり、上の子と一緒に食べたりすると、ジッと見て、真似をしてみようと思ったかもしれません。
初めて食べ物を口にしたときは口に異物が入ったと思って「べ~」してしまったのですが、口に食べ物を入れることが普通なのだと分かれば、自分なりに食べてくれることが分かっていたハズでした。
ノーノー、ニンジン
いろんな種類の食材が食べられるようになると本人も嬉しいし、大人も嬉しい。
手づかみで汚しながらも口に入れようとする姿を見て、成長したな~、頑張れ~って思っていました。
ところが、急に口に入れない食材が出てきたのです。
その例が、ニンジン🥕
ニンジンはすりおろしたり、柔らかく煮たものを食べていたのですが、急に首を振って口を開けてくれなくなりました。
なんで??
「食べなくてもいいのよ~」が気を楽に
丁度、コロナの影響で訪問予定だった市の保健師さんが来られなくなったという電話があったので、ついでに離乳食について聞いてみました。
すると、たまたま保育園で給食を作っていたことのある栄養士さんに電話を替わってくれました。
すると「柔らかい触感が気持ち悪いのかもよ」と。
そういえば、ニンジンを生のままかじっていたことがありました。
栄養士さんから「すりおろしてホットケーキミックスに混ぜてケーキにしてあげてもいいかもよ~。でも食べられなくても、いずれ食べられることもあるから、あんまり気負わないようにね」と教えてもらい、電話を切りました。
そうなんだ、食べられない時もあるんだね。
行きつ戻りつつ進む
私は子どもたちが一旦できるようになると、無意識のうちにもうできると勝手に決めつけていたのです。
子どもにとっては辛いことでした。
できるときもあれば、できないときもある。
食べたいときもあれば食べたくないときもある。
うまく言葉を伝えられないから、席で怒っちゃったり、遊び始めちゃったりしていたんだんね。
口の中は大人よりも敏感なのは離乳食を始めたスプーンを押し出したときに学んだのに、もう自分が忘れちゃってる。
「離乳食のステージは行きつ戻りつしながら進んでいくのよ」と栄養士さんから言われて、ハッとしました。
やってみて、ダメなら一旦あきらめる
栄養士さんから教えてもらったレシピを子どもたちと一緒にやってみました。
一緒に作ったこともあり、子どもたちは歓声とともにパクパク。
色々考えちゃうこともあるけれど、とりあえず、今日一日お腹いっぱいになってくれればそれでいいの。
子どもも私も一進一退。
そのことを忘れずに、笑顔を忘れずにいればきっと、食べられる数も増えるはず。
また食べられない食べ物が出てくるかもしれないけれど、そういうこともあるもんだと大きく構えて、チャレンジしてみて、無理なら一旦距離を置く。
後退しても、焦らず焦らず。
待つのも大人の大事な役割ということを改めて学んだ一日でした。