気持ちを聴いて、共感する。非認知能力を育ててみよう

子育て

非認知能力ってなに?

メンタリストのDaigoさんが非認知能力を高めると人生が変わるとお話しされていたので、難しそうでしたが、調べてみました。

非認知能力とは、

やり抜く力、誠実さ、自制心、目標を立てて行動することなど困難を乗り越えて成功するために、必要な要素のことなのだそうです。

非認知能力を高めるとどんないいことがあるの?

非認知能力ってなんだか難しそうだね

それがね、そうでもないみたいなの

乳幼児期には泣きわめいたり、「ヤダぁ〜」などと感情を爆発させたりすることも多いですね。

大人には理解し難いことだと思うのですが、子どもは感情を爆発させるたびに何かを学んでいるそうなんです。

お世話をする人が子どものもつれた感情に、注意深く反応すると子どもは不快な感情にも自分でうまく対処できるようになると言うのです。

単に「ギャ~」って泣いているわけじゃないんだ

泣きながら、やり抜く力をつけているなんてすごいよね

子どもが「ワーッ」「ギャーッ」と泣いたりすると、大人も「どうしたんだろう?」「そんなに大きな声を出さなくても…」などネガティブな感情を持つことがあります。

”子どものギャン泣きは、子どもの学びタイム”と割り切って、子どもを受け止めてあげることが大事なのですね。

大人も余裕がない中、難しい課題ですが、子どもと一緒に大人も学んで、できるときだけでも正面から子どもに向き合い、受け止めてあげたいですね。

子どもの気持ちを聴いて、共感する

ギャン泣きしている子どもへの対応方法の一例をです。

まず「どうしたの?」って聞いてみましょう。

子どもから「○○したかったの〜」って返ってきたら、「○○したかったんだね」みたいな感じで共感することが、第一のステップです。

そんなに余裕がないときもあるよ

そうだよね。できる時からやってみればいいんじゃない

そうだね、やってみよう!

1950年代にイギリス、カナダ、アメリカの研究者が、生まれて12ヶ月以内に温かい家庭で育てられた子どもの多くは親と強い結びつきを形成し、子どもの心に安心感と自信が根付いて「心の安全地帯」ができると発見したそうです。

「心の安全地帯」があると、成長したときに勇気を出して世の中へ踏み出していけるようになり、自信と自立が積みあがるのだそうです。

子どもも大人も温かい家庭で不安なく過ごしたいですよね。安心して過ごすことと、「心の安全地帯」をつくることは、大人の世界でも通じることかもしれません。

成功を信じてくれる人、思いやりと敬意を込めて関心を向けてくれる人からメッセージを受け取れば、困難な課題にも粘り強く取り組み、小さな挫折や不満から素早く立ち直れるようになると思うのです。

前向きに、ポジティブな環境に身を置き、振る舞うことがプラスの連鎖を生み出す一歩なんですね。

子どもとずっと一緒だと、イライラすることもありますが、大人自身も大きな心を持って、子どもとの温かいやりとりを増やしていきたいですね。

今回の記事を書く上で参考にした文献はポール・タフさんの『私たちは子供に何ができるのか』英治出版 (2017/9/6)です

ページ数は170pと少ないのですが、専門書らしく研究事例も簡便に沢山記述されており、とてもボリュームのあるよみごたえのある本でした。ご興味のある方は、手に取ってみてください!

まとめ

非認知能力とは

やり抜く力、誠実さ、自制心、目標を立てて行動することなど、困難に直面した時に乗り越えるための要素のこと。

非認知能力を高めると

やり抜く力がついていきます。自信になって、新しい一歩を踏み出しやすくなります。

非認知能力を高めるためには

常にポジティブな方向へ。子どもと一緒に向き合い、共感し、伴奏してみましょう。