髪を切る決断。伸ばす決断。髪は自分の心を知っている

思うこと

頭の上に生えてくる毛、髪。オシャレにする人もそうでない人も、何かしら気になることが多い髪。

髪は女の命という言葉もあるくらいです。

自分の気持ちを表すような言葉の使い方をされる髪。

伸ばす派?切る派?さあ、どっち?

その昔。みんな長髪だった

古代ローマが時代設定の映画を見たりすると男の人も女の人も長髪の人が多いですね。

世界最古のハサミは古代ギリシアのハサミで、今でいう糸切りハサミのU字のハサミ。

握りハサミともいいます。

これで獣の毛を刈ったりしていたとのことです。

古代ローマでも髪を切るハサミが普及していなく、男女問わず長髪だったと言われています。

日本に大陸からハサミが伝わったのは飛鳥時代ではないかといわれています。

飛鳥時代というと聖徳太子が17条の憲法を作ったり、仏教が伝来したりしていた時期。

そんな時代にハサミも大陸からやってきました。

普段、私たちが使っているX型のハサミは洋バサミと言います。

洋バサミは鉄砲伝来と一緒と聞いたことがありますので、戦国時代でしょうか。

用途は外科手術などに限られていて、あまり一般的には使われていませんでした。

日本では鍛冶屋さんが活躍していた時代なので、刀や剃刀、小刀などが主に使われていました。

料理で使われる包丁も江戸時代は刀のような長いものが多かったようです。

そのような時代を経てハサミが一般的で民衆に広がったのは明治時代。

日本では明治時代までは長髪の男女が多かったのではないか、と言われています。

頭を剃ることは出来ても短く切ることは難しかったということみたいです。

切るも伸ばすもゲン担ぎ

東京オリンピック野球日本代表の伊藤大海投手の気迫のこもった活躍は素晴らしいものでした。

伊藤投手の髪の毛はロングヘアー。

なんでもゲンを担いで髪を伸ばしているのだそう。

同じくパリーグで活躍しているオリックスの宮城大弥投手や西武の高橋光成投手なども黒星が付くまで髪を切らなったのだそう。

どうやら、良いことが続いている間は、その縁が続くように髪を伸ばす方が多いようですね。

一方で髪を切ることは、周りから何か心の変化を与えている印象。

私は髪をバッサリ切った後、失恋でもしたの?と言われた経験が幾度かあります。

私はオシャレにあまり興味がなく、こだわりも少ないので、髪は伸びたら切るくらいの感覚です。

本当のことを言うと、美容室に予約をして自分の髪形を考える行為が面倒くさくて自然な形で伸ばし続けているだけなのですが…。

髪を切るときにはバッサリと切るために顔の印象が変わるからかもしれません。

髪は自然に伸びるので、髪を切る方が勇気がいります。

だから、髪を切ると決めて断つ。という意味もあるのかなと思います。

髪を切る=心機一転

けじめをつけたいとき、気合を入れたいときなど、髪を切ると心機一転します。

床屋さんが年末に混みあうのは、新しい年を新たな一心でという心の働きからかもしれませんね。

たまにはバシッと気合を込めて気分転換してもいいのかもしれません。

美容室に行ってしまえば、美容師さんの技できれいになり、髪も心も整った自分が少しだけ輝いて見えるのですから。