梅雨のような天気が続きます。
一雨ごとに季節が進むのかな。
どんよりした空を見上げながら、季節は生真面目だなと思うのです。
どうかどうかお手柔らかに。
外に出ない時には家の中を快適にして、ゆっくり過ごそう。
そして、お空に、五月晴れをお願いしよう。
五月雨
五月の雨と書いて五月雨(さみだれ)と読みます。
国語辞典を引いてみると、「さ」は五月 (さつき) などの「さ」、「みだれ」は水垂 (みだれ) とあります。
さらに、陰暦5月ごろに降りつづく長雨。ともあり、太陰暦でいうと5月は来月だから、ちょうど梅雨の時期にあたります。
少し早めで、太陰暦ではない、太陽暦の五月雨なのかな?
五月雨を集めて早し最上川
江戸時代の徘人といえば、松尾芭蕉ですね。
松尾芭蕉は、奥の細道が有名。
河合曾良と現在の東北地方を旅されながら、詠んだ句は、各地で石碑になっていたりします。
五月雨を集めて早し最上川
この句は、現在の山形県の大石田町で詠まれた句。
5月の下旬に山形に到着した松尾芭蕉は、最上川の川下りを体験。
五月雨によって大量に流れている最上川の水量に驚かれたのかな。
水量が増した最上川の激流やワイルドさが伝わる句となっています。
五月雨といえば、五月雨を集めて早し最上川
どんよりとした空が、芭蕉と曾良の旅と俳句を思い出させてくれました。
自宅の中でゆっくりと
近年では、雨による自然災害が多く感じます。
今年は大雨、長雨でなく、しとやかに穏やかに梅雨を過ごさせていただきたいものです。
自然におびえることなく、季節を楽しむ余裕がほしいものです。
梅雨のジメジメ対策に、晴れ間を見て除湿剤を交換しておこうかな。
それから、傘と長靴の準備。撥水スプレーとか拭いたりしてね。
それと、先日購入したアロマストーン。
置いておくだけで便利だから、気が付くかどうかのレベルで香りを楽しめるようにオイルを追加しておこう。
そう考えてみると、梅雨の準備を進める時期だったことに気が付きました。
自然を敬う
これからは、一雨ごとに季節が進むのかもしれません。
次の季節は梅雨。
そして本格的な雨が来ます。
少し早めの五月雨ではなく、五月晴れももう少しあるとは思うのだけれど、どうでしょうかね。
どんな空模様でも、毎日の天気、季節を楽しみたいものですね。
そして、自然の中に自分がいるという敬う心も忘れずにいたいものです。